フジ:木10 Drコトー診療所2006  戻る
*** 物 語 ***  2006.10.12スタート 「同じ時を重ねながら みんな、そこに生きている」 「最果ての島から あの感動をふたたび」
 2003年夏期 ・ 2004年11月SPで放送された続編 前編から3年の月日が流れた登場人物達を描いて行く
 南海に浮かぶ小さな島志木那島を舞台に 青年医師・コトーこと五島健助と 島の人々とのふれあいや命の輝きを
 離島医療の現状を織り込んで描いたヒューマンドラマ あの懐かしい人々が再び・・・
*** 主題歌 ***
中島みゆき
「銀の龍の背に乗って」
*** 原作 ***
山田貴敏
*** 脚本 ***
吉田紀子
**** P ****
中江功
増本淳/塚田洋子
**** 演出 ****
中江功
平井秀樹/高木健太郎
 
*** 登場人物 ***
五島健助(36)
星野彩佳(28)
仲依ミナ(22)
原剛利(45)
原剛洋(12)
西山茉莉子(36)
 …
 …
 …
 …
 …
 …
吉岡秀隆
柴咲コウ
蒼井優
時任三郎
富岡涼
大塚寧々
板野考(33)
坂野ゆかり(31)
鳴海慧(36)
中村三郎(・)
元木渡(・)
山下左千夫(・)
 …
 …
 …
 …
 …
 …
大森南朋
桜井幸子
堺雅人
坂本長利
山西淳
石橋蓮司
小沢真二(・)
ひな母(・)
小沢ひな(・)
宮野真人(・)
山下春江(・)
仲依知明(・)
 …
 …
 …
 …
 …
 …
光石研
神野三鈴
尾ア千瑛
細田よしひこ
高橋史子
忍成修吾
三上新一(・)
五島沙知子(・)
安藤重雄(58)
和田一範(41)
星野昌代(・)
星野正一(58)
 …
 …
 …
 …
 …
 …
山崎樹範
宮本信子
泉谷しげる
筧利夫
朝加真由美
小林薫

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 最終話

*** 簡単2行あらすじ/極力15行ひとり言/極力5行名台詞 ***
1話「二人の約束」90分SP  あれから3年・・ 2006年2月東京に剛洋と彩佳がいる 剛洋は私立の中学の合格発表を見に
彩佳は春から医学療法士の資格を取る為の準備と 大学病院で診察を受ける為東京へ来ていた  このドラマとの久し振りの再会は
私立の受験票bW12 剛洋の受験合格を志木那島の人達皆で待つところから始まる♪ 漁協 役場 診療所 皆見知った顔が揃う♪
そしてあぁぁ「ヤシガニラーメン」♪ これはスタッフお手製のオリジナル 直ぐに世界に入り込んだ♪  今話は3つの話が同時進行する
まずは剛洋の話から・・ ランドセルを背負いTシャツを汗でびっしょりに濡らしていたあの子がもう中学受験 船を売り本土で働く剛利の
苦労をよく知る剛洋が 折角受かった私立には行かないと言い出すくだりでは ふと¥180の値札のついたタオルを思い起こした・・
「男のプライドってものがあるんだから」と茉莉子に説得され コトーからは自分の命の恩人から貰った辞書を入学祝にと贈られ
剛洋が私立に行く事を決心し 剛利がまた仕事を増やす姿が何ともやるせなく この親子ならではだなぁと・・ もう1つ気になってた
東京の親戚が良い人そうで安心した♪  そして2つ目のお話しは彩佳 「乳がん」受診の結果だが 腫瘍は「悪性」だった様子・・
何故最初に相談してくれなかったと問うコトーに彩佳が泣きじゃくりながら思いの丈をぶつけるシーンには参った  電話だから尚更・・
気付いてやれなかった申し訳なさと 自分が 何とかしてやりたいと思う気持ちと 胸を見られるのが恥ずかしいと言われれば・・
・・複雑過ぎる・・ その時の吉岡君の何とも言われぬ顔は絶妙! さてこれからどうする? あの同期といういやらしい医者も気になる
そして3つ目は彩佳の代わりに島へ赴任する看護士「ミナ」のお話し 彩佳が東京から帰る船の中 いやぁ手に汗握ったこの臨場感!
凝視して画面に釘付けになった でも凄く気になったのが一切消毒しなかった事 無線で指示するコトーもそこまで責任持てないし(笑)
そしてこの時点で絡まれてた女の子が新しい看護士だろうとは思ってた でも何も出来ないのだこの子が(笑) たまたま同船していた
佐久間さんの方が使える(笑) ある意味この島の人は 医者がいない事設備が整っていない事への覚悟がある のほほんとしてても
誰かがやって・・くれはしないのだ 今自分が出来る最善の事を自分がやらないと目の前の人が危ないという危機感が 隅々の人まで
浸透してるんだなぁ・・ そしてミナの危機感の無さに彩佳がイラツクのだ 乳がんの事がある彩佳の気持ちが痛い程伝わってきた
でも周りの男どもはミナをチヤホヤするばかりで 彩佳じゃないけど 見ているこっちの方が尚更イラツクんですけど!(笑)
この子 契約の1ヶ月も前に来たとの事 きっと前任場所で何かあったのだろう? さて この子がこの島でどう変って行くのだろう?
名台詞 : 剛利 「子供が金の事なんか心配すんじゃねぇ!!」 「いや投資だ 息子の夢にな」
コトー 「Boys be anbitious という言葉を知っていますか? そしてその後に何が続くか … その道を全うする為に大志を抱けと
続くのです  僕がこの島に来て 初めて出会った患者が君でした 君が勇気を与えてくれて 島での生活が始まりました …」

2話「最後の言葉」 腰椎骨折で動けないさちおじが火事で大火傷を負い診療所へ担ぎ込まれ一命はとりとめたのだが 家の全焼で
落胆し自殺を図る! 一方コトーは彩佳のカルテを取り寄せ自分が治すと・・ しかし彩佳は東京で治療する事を選択するのだった
火傷の傷よりも全てを無くした心の傷の方が重く自殺を図るさちおじ それを詰る彩佳に胸を締め付けられた・・ そう今の彩佳は
「乳がん」を抱えてる・・ そしてそれを知る唯一コトーだけは物凄く微妙な顔をしていて尚更やるせなかった・・ そんなさちおじも
退院後火傷の傷もかなり癒え焼け跡に家を建てる 人間こうなればもう大丈夫だ 「生きる」とはこういう事なんだなぁと考えさせられた・・
さて彩佳の「乳がん」 自分はこの島でたった1人の看護士でこの診療所には入院は出来ないという気持ちやその他複雑な気持ち判る
やはりそれが一番良い選択なのだろう・・? 結果的にはコトーへの対抗意識モリモリの鳴海に任せれば怪我の功名かもしれない
島の青空や海で病気は治らないが持論の彼の事 さぞかし最新鋭の機械・薬・技術を酷使し意地でも完璧に治してくれる筈だし(笑)
勿論心のケアーは無理 でも彩佳の場合 母から貰ったお守り袋とそれにくくりつけたコトーの白衣のボタンだけで充分だろう
東京へ行く彩佳を送る重さんの堪えた涙には「ぐっ」ときた・・ 彩佳はまたこの島へ帰ってくる事が出来るのだろうか・・?
コトーがこの島へ来て診療所に入院した人は このさちおじで63人目との事・・ そうこの島ったら毎回々事件や事故が多いもの(笑)
その色々なデータを彩佳はミナに「ラブレター」と言って手渡す ミナさんこれは本当に重い々彩佳からのラブレターですよ頑張って!
一方剛洋の入学式 電話で剛利にお礼を言う剛洋の声がとても大人に聞こえ 見ているこっちも剛利と一緒に「ぐっ」と来た・・
夜剛利がコトーに電話したのってあれはどんな意味? コトーに替わりに行ってやってくれないかという打診とも一瞬思ったのだが・・
入学式当日保護者席の剛利を見て思った あの電話はきっと 無理をしてでも剛洋の入学式に行くべきかどうかを考えあぐね
コトーの声を聞きたかっただけだったんだろうと・・? 新しい仕事を増やそうとしている剛利 お金も貴方の体も心配しています・・
名台詞 : 剛洋 「お父さん 本当に有難う 開英に行かせてくれて … だってちゃんと言ってなかったから」
コトー 「あの頃僕には居場所が無かったから … 居場所が無いように見えますか?」  彩佳 「ここは診療所よ 病気を治す場所よ」
さちおじ 「先生 あいつが死んだ時の言葉覚えてるか あいつが最後に言った言葉 「心配」 だったよな … 」
彩佳 「強がり言える内は言わせて下さい 私東京へ行きます … 先生の言葉が私の支えです」
コトー 「僕は彩佳さんが東京へ行っても一緒に病気と闘います だから1人だなんて思わないでくださいね」

3話「秘密の贈り物」 最近仲の悪い両親の結婚記念日に貝殻のブレスレットをプレゼントしようとしていたひなと仲良くなったミナ
そのひなが突発性の病気で体中に痣をつくり診療所に入院する事になる 両親の結婚記念日までに退院出来ないひなは・・
最初ミナの採血で痣を作って帰るひなに母は激怒しミナのせいだと・・ そりゃ誰でも出来るならコトーに採血して貰いたいものだ♪
でも彩佳とコトーなら? ・・あは・・ 別にどちらでも構わない だったら結局は施術者と患者の信頼関係なんだろうと考えさせられた・・
小さな島の利点と欠点は背中合わせ 人情が厚くてぬくぬくして良いけれど その反面人間関係の密度が濃いからややっこしくもなる
島のそんなところに病んでいた余所者のひな母が ひなの病はミナの採血からじゃないのかとミナを攻撃の的にしたのがよく判る・・
ひなが腹部を強打し緊急オペを行なった結果だって背中合わせだと思う 成功したから事なきを得たが・・ 手術にはぶっ倒れるミナと
アキレス腱切ってる和田さんしかいなかったのだし(汗) この時の落ち着き頼れるコトーが ミナにひな母の採血をさせたのは流石!
これはミナにとっても母にとっても良い治療になった筈だから・・ それにしてもこの島の人はよく命に関わる大怪我をするものだ(笑)
彩佳からの電話にコトーは心配掛けないようにオペの話はしないもんだと思っていたが割とすんなり話してた・・ それじゃぁ彩佳は
自分が居なくても島は平気だと思え寂しくなるじゃないかと思ってたのだが 浅かった・・ そこはそれやっぱりコトー先生 ちゃんと
ホローを入れた上で まだ先があるんだから帰って来る人なんだからと・・ 病気の人にはそれは何よりもの言葉ではないだろうか?
学年121人中順位119番 愕然とする剛洋 ここにも追い込まれている人間が1人居た・・ 苦労して入った中学でふと頭を上げれば
周りは幼稚園から専門の塾に通い受験勉強をしてきたエリート達・・ 父の留守電には無言 コトーへの手紙には楽しいと書き・・
剛洋のSOSが聞こえて来る そんな剛洋を一番思う父剛利が 仕事中居眠りをして事故を起こす!あぁぁこの親子ったら・・!
名台詞 : ひな 「彩佳お姉ちゃんの替わりの看護婦さんでしょ 村長に怪我させて手術で倒れてそれからさちおじに怒られて泣いた人」
コトー 「ミナさん大丈夫?立ってられる?凄い 泣いてませんねちゃんと目を開けてて下さいね 和田さん足は後で治しましょうね」

4話「父のあやまち」 豊漁祭が近づくも課長1人浮かない顔・・ 2年前まさにこの日昌代が倒れたのだ 一方剛利は事故の示談金
400万を請求され 仕事を増やそうとするもどこも相手にしてくれず・・ そんな時元島民のひろしに偶然再会する
昌代の回復の望みが無いとコトーから聞いた正一よりも落胆してた重さん 今話の重さんの台詞にはいちいち「ぐっ・・」と来させられた
乱暴な言葉をいくら使っていてもその心根の優しさが全部見えるようだったから そんな重さんの今シリーズのテーマは「過疎」のようだ
島の諸々責務というのではなく 只単に彼自身が寂しいんだと思う・・ (重さんがいつも飲んでるグラスは琉球ガラス♪ 我が家にもある)
豊漁祭へゆっくりゆっくり歩いて行く課長夫婦にとって 日が暮れて辿り着けない事なんてもう関係無い コトーの言う2年後3年後が
やっと見れるようになったんだ ふと自分が支えられてると気付く正一に尤もだぁと涙が止まらなくなった・・ そしてこの2人はまだ
彩佳の「乳がん」を知らない それを思うと尚更涙が止まらなかった・・ そしてミナが何故この島へ来たのか しかも契約の1ヶ月も前に
課長夫婦の後姿をずうっと見詰てたけど 東京で何があったんだろう? コトーのように島民からある程度信頼を得 過去が偶然暴かれ
一旦皆が離れてまた信頼を取り戻すのだろうか・・?  さて彩佳 そろそろ抗がん剤の副作用が出てきたらしく毛が抜け始めている
遠い南の島ではそこにある筈のボタンを触って彩佳を心配しているコトーがいるよ 負けないで頑張って彩佳! そして問題の剛利
剛洋からの電話にいちいち「ぐっ・・」と来ている 年だなぁ もう見ているこっちも堪らない・・ そんな健気な親子に悪の影が!!
臭い臭い!絶対危ないんだから剛洋の学資保険になんて手を出しちゃダメ! でも 無理もない あの事故でどこも雇ってくれないし
島で漁師をしていた頃の剛利なら絶対引っ掛からないのに・・ でも今はかなり弱っていてもうどうしようも無くなっていて・・ 辛すぎる!
名台詞 : 社長 「俺嫌いなんだよあんたみてえな奴 無理して子供に金掛けて 何様だと思ってんだよ」
彩佳 「…太鼓? もう直ぐ豊漁祭ですもんね … 母は本当に強いなって思います 先生もう少し聞いてて良いですか」 コトー 「はい・・」
 「おいコトーいるか!急患だ! お前によ会いたくなっちゃってよ … 俺にはコトーしかいねぇな 俺の 俺の事頼むぞ」
正一 「俺達が一緒になってもう28年になるのか 支えられてんのは俺の方かもしれんな 来年はもう少し早く着けるかな」

5話「荒波に漂う命」 和子おばさんが夏休みに剛洋を島に帰してくれた 剛利もそれに合わせ島に帰る事になっていたが姿を現さない
剛利は事故の示談金400万円と未公開株詐欺に巻き込まれ八方塞になっていたのだ そんな折茉莉子と重が偶然事故の事を知り・・
島の皆で剛洋を大騒ぎして向かえてやる 帰る場所があるのって良い♪ でも大きくなって声変わりしてひょろひょろの青白い顔して・・
私立で無理してビリなのより 1年浪人して公立でTOPで出た方が有利かもと思うが・・?  嬉しそうにコトーの往診に連いて歩く姿に
こういう子にこそ医者になって欲しいと思えた でも残念ながらこの世の中の仕組みはそうは出来ていない そして剛利 茉莉子と重が
事故と示談金の話しを知るのだ そうなったら重さんが黙ってられる訳がない でもそれを拒否する剛利 らしいと言えばらしいのだ・・
重さんもそんな剛利の性格はよく判っている筈だから 口ではぶちまけても 本当は心底心配して何とかしてやりたいと思ってる筈
剛洋も剛利も心の中の影を誰にも言えない 頼りはやっぱりコトー先生 親子して心の中の「本当」を聞いて貰うのだ それを黙って
静かに聞くコトー・・ 何をしてやる訳ではなくてもこういう人の存在は物凄く必要だ さてこの2人この先どうするんだろう・・?
さて後半のお話は真人の船の遭難 船には邦夫と剛洋も乗っていて 助けに走る自分の船に剛利も乗る事を無言で許す重さん・・
男の目と目での会話は年食ってても痺れる(笑) やっとみつけた船 父から貰った船を離れたくないという真人の迫力にはやられたぁ
剛利にもかなり響いたのだろう 嵐の中 雨だけは凄いがとても穏やかな海に(笑)飛び込んでカジキを切り離し真人の船を持って帰る
「自慢の父だよ」という剛洋の言葉がよく判る いざっ!という時にとても頼りになるカッコイイイ父だ! そして彩佳の乳がん治療の
効果が芳しくないと鳴海がコトーに連絡してきた コトーの「星野さんの事をくれぐれも宜しくお願いします」 という言葉に鳴海は(間)
「わかった」と言ってたが この(間)はどんな意味を持つのだろうか? コトーの優位に立てたという間なのか 馬鹿にしている間なのか
無理かもしれないよの間なのか・・ この間1つでああでもないこうでもないと 暫く散々いつもの癖で深読みし考えてしまった・・
名台詞 :  「おいコトー! コトーよどうすりゃいいんだい?」  真人 「俺の船は?重さん俺親父からこの船 俺の船置いとくのかよ
嫌だ 親父がやっとくれた船なんだよ 嫌だよ 離れたくねえよ」 剛利 「俺は皆に助けて貰う資格なんかねぇ剛洋の父親の資格もねぇ」
「なぁ先生よ 皮肉なもんだよな 俺が剛洋を医者にしてやりてえなんてな … コトー先生がもっと早く島に来てくれてればな」
剛洋 「お父さんいつか僕の事自慢の息子だって言ってくれたよね 僕も同じだよ 僕 父さんの事が 父さんの事が本当に・・・」

6話「息子への誓い」  邦夫が漁港裏で隠れて煙草を吸っているのを見つけられ「自分の体なんだから勝手だろ!」と啖呵を切った後
腹膜炎で緊急手術を受ける事になる 一方島から剛洋に奨学金をすと持ち掛けるが剛利はすんなり受け取らない 重さんが動き出した
邦夫達の年代は背伸びしたくなるもの 頭ごなしに叱る大人達の中 子供の目線で話す茉莉子姉ちゃんには心の中を見透かされる
ようで思わず返す言葉が出なくなる邦夫 とは言ってもやはりコトーの言葉が一番!自分の命を助けてくれ何事も無かったように静かに
邦夫を諭す またそんなコトーを見詰る剛洋の眼差しもビンビン熱かったぁ 医者の仕事って本当素晴らしいものだと思わされた
これ今の日本社会に足りないものだと思う 昔悪さをした大人が子供の目線に降りてやる事も 医者や先生と呼ばれる人が尊敬される
事も少ない社会 これでは子供は真っ当な大人に育たないと思うけど・・ ところですっかり忘れていたが邦夫はSPの時のスイカ畑の
あきおじの孫息子!それに気付いたら急に愛しくなり 緊急オペで危険になった時 思わず和田さんと一緒に「頑張れ邦夫!」と
何度も画面に叫びかけた(照) また「ヤシガニラーメン」には青ラベルがあり これは特別なんだそう(笑) こういう遊びは好きだ♪
そして剛利親子 成績順位と剛利の苦労を思って島に帰りたいと言い出す剛洋を コトーがあのSPの時の前任者の石碑に連れて行く
「自分もまだ答えを探してるよ」 自分はどうすれば良いのか何が正解で何が不正解か・・ いやでもふと コトーは勉強や技術面だけは
難なくひょうひょうと医者になったように想像されてしまい 剛洋の勉強の不安が理解できるのかと疑問に思ってしまった・・
剛利は犯したミスに自分を責め続け・・ 重さんが迎えに行くあの夕暮れ時の夕陽 と ツクツクホウシの鳴き声が忘れられない・・
思いっ切り 帰って来い ってちゃんと聞こえたし(笑) 海の河童はやっぱり海にいないと 現実問題 金作はかなり大変だろうけど
やっぱり剛利には一番漁師があってるし 剛洋にはこんな父親の背中を見せてやるのも大切なんだと思うし・・ ところで 船上親子で
タオルの話しをするんだけど 確かあげたタオルってハンドタオルだった記憶があるんだけど鉢巻してたし?? そして最後に彩佳
抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けてしまった様子・・ 手術の事を親に話さなきゃ・・ 彩佳かなり憔悴しきってる・・ 1人で大丈夫・・?
名台詞 :  「帰って来るんじゃねえぞこの野郎!帰るなバカ野郎!… 剛利!俺はよお前が丘に上った姿なんかよ見たかなかったよ」
剛洋 「父さんそのタオル使ってくれてたんだね 僕海の色だと思って買ったんだよ」 剛利 「ああ判ってたよ 判ってた」
剛洋 「先生 本当はまだ良く判らないんだあの言葉 『人として如何に有るべきか その道を真っ当する為に大志を抱け』」
コトー 「僕にもまだ判らないんだ でもね剛洋君 僕は時々思うんだ もしかしたらあの言葉の答えを探す為に 医者を続けてるのかも
しれないって」   剛洋 「先生 僕島に帰ってきて良かった 僕も探してみる 一生懸命探してみる」

7話「命の期限」 ゆかりの検診の結果が出 夫婦で診療所へ来るよう孝に告げるコトー 「胃がん」と診断し手術で切除する事になる
しかし開腹してみると広範囲の転移が認められ何もせず閉腹するしかなかった・・ 麻酔から醒めたゆかりは孝の動揺に気付く・・
また忘れてた ゆかりは前シリーズで千賀を産む時 自衛隊のヘリコプターで本土の病院に行ったんだ 確か心臓が悪かったんじゃ?
あの頃に比べこの診療所も機材が揃い 少しは島での手術・療養に不安が減ったようにも思う? そして検診の結果を告げるのだが
かなりこともなげに本人に「胃がん」と告知するコトー これは意外であれ?と思った 切除すれば治ると踏んでいたからだろうか?
また閉腹した後も最後まで隠し通せば良いものを この先生追求されると 無言という「Yes」 を答えてしまうタイプ 剛利に彩佳の病気
を尋ねられた時だってそうだった 嘘がつけない この時の吉岡君の表情が何とも言われず複雑な物凄く沢山の意味を醸し出すのだ
いやぁ今回も沢山泣かされた 平行してはるえさんの緊急出産もあった この命の誕生はきっとゆかりに影響を与えるだろうと思った
生を感じると死をちゃんと受け入れられるし 死を感じると生をちゃんと受け入れられる やっぱり生と死って隣り合わせだから・・
そしてもう1人・・ ミナもこの目まぐるしい程の診療所で様々な人間模様を見る この子も大きな影響を得る事が出来てる筈だ
大きくなったら絵本を読んであげるという娘の言葉もあり ゆかりは1日でも長く生きたいと抗がん剤治療をコトーにお願いするのだが
となるとコトーが思うのは彩佳の事だろう・・ ゆかりを診ながらどんな思いだっただろう 彩佳も今東京で戦ってる しかも1人で・・
剛洋が彩佳に島の土産を渡しに来たが 彩佳の姿を一目見て異変を察し会わずに帰る・・ とても中学一年生の成せる業ではない
これってやっぱり剛洋ならではだぁ   いよいよ手術のようだ 正一が知ったらかなりショックを受けるんだろう・・
名台詞 : ゆかり 「頑張れって私は何を頑張ればいいの?ねえ」 「抱かせて貰ってもいい? これが命の重さね 千賀はたった1100g
の未熟児だったの 生まれた時は保育器の中で抱かせて貰う事も出来なかった これが命の重さ! はるえさんおめでとう」
正一 「替わってやる事が出来ないのならせめて一緒に寄り添ってやる事だ 辛い事も苦しい時も一緒に感じて乗り越えてやる事だ」
コトー 「判りました ゆかりさんは生きる事だけを考えて下さいね どんな状況になっても最後迄自分は生きるんだと思い続けて下さい」

8話「幸福への決断」 ゆかりの抗がん剤治療が始まった 苦しむ姿を見かねたコトーは 自宅療養で最后を迎える様薦めるのだった
しかし日常生活を送るゆかりの腫瘍マーカー値がどんどん激減 戸惑うコトーにゆかり夫婦は再手術を選択し頼むのだった
抗がん剤治療で苦しむゆかりの声がかなりリアルだなんて思っていたらコトーが自宅療養を勧めた それってもう最期って事でしょう?
退院の日 和田に写真を撮って欲しいと頼む姿に これから始まるであろう壮絶な最后を覚悟して涙・涙・・ 日常生活に戻ったゆかりが
回復した様に見えても 末期癌患者によくある一時的な小康状態だろうと 鳴海でなくても素人の自分でもこの時はまだそう思っていた
そして駄目元での手術 どうせ閉腹するしかないと思っていたのに・・ 転移が全て消えてる! それはそれで喜ばしい事の筈なのに
これじゃ重さんの言う魔法使いやスーパージェッターになってしまうじゃないかと 物語の展開を暫く受け入れる事が出来ず戸惑った
 しかし!どうもコトーの様子がおかしい? ゆかりが良くなって命が助かるならもっと喜んでも良い筈なのに・・? 納得が行かない!
人間の(ゆかりの)生きる力を信じてなかった自分にショックも受けたろうが それより「医学の常識」が覆った事にショックを受けた?
1+1が2であってくれないとこれからどう患者と向き合って行けばよいか 自分の信じる医学の常識って一体何だと悩み始めたから・・
疲れ果て1人肩を落とし暗ぁくなっている所へ剛利が現れる この人のこういう時の芝居良い♪ 多くを語らず唯聞いてやるだけで充分
そして開けたままにしてやったドアから海風が入りコトーの髪がそよぐ・・ 海風を穏やかに感じるコトーは何を思っただろうか・・?
そしてこのゆかりの件でコトーは 遠い東京の空の下1人戦っている彩佳の事をどう思っただろう? このまま1人にさせといて良いの?
そろそろ動き出さなきゃコトー先生!  今話は和田さんがとても良い味を出してた♪ ミナのフォローもナイス!都会の病院でいちいち
泣いている看護士には 決してこんな言葉かけてくれる事務長はいない(笑) 最後にミナの働く姿を写真に撮る 1つ1つに心を動かし
それを心に沁み込ませ ミナは島の人間の顔になって行く・・ 和田でなくても思わず撮りたくなる気持ちが判った♪
名台詞 : ゆかり 「人間って欲張りね先生 1日だけでも長く生きれたらって思ってたのに どうせ駄目なら良くなる方へ掛けてみたい
かな ほんの少しでも可能性のある方へ そう思っちゃ駄目ですか? 先生 手術して貰えませんか 私やっぱり生きたいから」
鳴海 「そうか タフだな島の医者は」 和田 「信じてもええんじゃないんですか」 「起こせばええじゃないですか 医学の常識なんて
先生が覆せばええじゃないですか 命を助けたいただそれだけでええじゃないですか うちらはずっと一緒にそうしてきた 違うか先生」
コトー 「判らないんです 医者って一体 末期って誰が決めるんでしょ … 原さん 少し疲れました・・」 剛利 「そうか・・ そうか」

9話「愛を乞う者」 ミナを迎えにミナの夫が島へやって来た 実はミナ この夫の暴力から逃れる為にこの島へ逃げてきたのだ
また暴力を振るわれるミナを島の人間が庇うのだが 夫婦の事なので口を挟むなと夫 そんな折その夫が倒れた!その時ミナは・・
最終話に向けこれは片付けておかなくてはいけない問題 何故ミナがこの島へ来たのか・・ 勿論島の皆はミナの味方 でも一応まだ
ミナの夫だから手も足も出せない でも相手が暴力を振るうなら話しは別 俄然和田さん頑張る!ミナちゃんにマジで惚れてるな♪
ミナがこの島へ来るきっかけになったという和田さんが撮った写真 きっと誰でもあの写真を傷心の時に見たら逃げてきたくなると思う
そんな折暴力夫がミナの目の前で倒れた! 一瞬固まるミナ このまま死んでくれれば・・ 誰でもが思った事でしょ でもミナは看護士
我に返った途端思わず応急処置を取る そしてその後ミナは苦しむのだ 自分は看護士なのに・・ 自分は弱い人間だと・・
そんなミナの心を島の皆が優しく溶かす だから此処に居ていいんだよと いつの間にかミナもすっかり島の人間になってたって事だ・・
そして彩佳 とうとう手術の日程が12/21に決まった 正一への手紙をコトーに託す彩佳 正一がそれを読む時は気が小さいので
コトーに一緒にいてやって欲しいと頼む・・ もうそれだけで正一が手紙を読むシーンを想像して涙が止まらない・・
名台詞 : コトー 「ミナさん僕もね この島へやり直しに来たんですよ まだまだ途中ですけど」  茉莉子 「人にはさぁ勇気を出して
過去を断ち切らなきゃいけない時っていうのもあると思う」   ミナ 「彼方の思っている幸せって家族って何?
私ねこの島に来て沢山家族と出会ってきたの 私にとっては眩し過ぎる位素敵な人達 羨まし過ぎて入り込めない位だった」
コトー 「彼方をミナさんは助け彼方は命拾いをした その先の人生は自分の力で切り開くべきです」
剛利 「この島を出て初めて故郷ってものが判った様な気がする 帰る場所がある有難さもな」  和田 「おったらええ おったらええよ」

10話「失われた信頼」 彩佳の手紙を正一に渡し乳がんの事を知らせる 昌代には内緒で直ぐ東京の彩佳の元へ飛ぶ正一だったが
担当医に助かる確実な言葉を貰えずの帰島する 黙っていた事を詰りもした正一だが コトーに側にいてやって欲しいと頼むのだった
いよいよ彩佳の手術 そうなると家族の同意書が必要になるからもう限界 当然正一は何故今迄黙っていたのかとコトーを詰る
でも昌代が黙っていたコトーの方が辛かったでしょと・・ そうなんだ 今迄1人で全部背負ってきたのだからこれはかなり辛かった筈・・
その頃剛洋が彩佳のアパートを訪れる この子は本当にこういう場面を引き寄せる体質にあるようだ(笑) 一方駆けつけた正一は
彩佳の担当医鳴海と対面する いきなり鳴海節を浴びたら家族はそりゃあ凹むと思う 視聴者は慣れてるかららしいと思うけど(笑)
正一の言うように この医者は心までは見てくれないだろうと確実思うと思う  そして父の顔を見た彩佳は散々悪態をつき父に甘える
今迄1人で不安で不安で やっと父にぶつかれるのだから 思いっ切り悪態をつかせてやって欲しい そして出来るなら何とかコトーを
彩佳の側へ行かせてやって欲しい・・ でも島民1800人の先生を独り占めには出来ない・・ いつしか彩佳の病は島中に知れ渡り
皆でコトーの肩を押す 先生としてではなく1人の人間として行ってこいと・・ 剛利の船で東京に向かうコトーを見ていて あれれ?
コトー先生の髪に白髪が沢山!あの純に白髪! 時の流れを感じた一瞬だった・・ 彩佳の病院に辿り着いたコトーは島の皆からの
お土産で両手一杯(笑) あのヤシガニラーメンのを食べてたけどを食べる時は来るのだろうか? ところが今日新発売を持って
来てた!でネット検索♪ 赤が醤油味 黄が味噌味 青が塩味 黄緑が長命草味 この長命草味は健康食品らしい・・ どんな味?
そこへ鳴海先生の登場!バチバチバチと火花が散ってたが コトーはメスを握るつもりでいるんだろうか? いよいよ来週最終回
コトー不在の間は 特別篇の時の礼別(れべつ)島診療所:三上新一先生が 北海道からわざわざ来てくれるという それは良いとして
じゃぁ三上先生不在の礼別島はどうするんですか?と突っ込みを入れたくなった(笑)
名台詞 : 鳴海 「命と 多少の後遺症どちらが大事ですか」 「その数字を良いと取るか悪いと取るかは主観の問題です」
正一 「生存率って何ですか!!… 何なんでしょう この気持ちは わしはどうしてもあの人に娘を安心して預ける気になれんのです」
昌代 「馬鹿ね彩佳馬鹿ね」 「ごめんなさい辛かったね先生 お願い彩佳の側にいてお願いします」
和田 「だから行くんじゃないのか 先生!」  コトー 「綺麗ですね 僕はこんな綺麗な島に住んでたんですね」
「彩佳さん!来ちゃった」 「大丈夫ですよ 彩佳さんは病気では死にません もし再発したとしても僕が何度でも 何度でも治します」

最終話「逃れられぬ、医師の宿命」 術前 鳴海はコトーを自宅に招き植物状態の妻に対面させ質問を投げ掛ける・・
一方彩佳はこの先癌患者の世話をする時の為にと胸の再建術を拒否する・・ そして彩佳の手術が始まった・・
こっちは三上先生不在の間 礼別島の人達はどうするんだと心配している位なのに なんとここの島民達は診察を拒否するのだ
全く事の重大さを判っていない島民達(笑) とはいえここにもお人好しが1人(笑) まあコトーの崇拝者三上先生の事サモアリナンか
一方彩佳は胸の再建術を拒否する・・ これにはちょっと違和感を感じた これはコトーの事だから自分の為に余計な無理をするんじゃ
ないかと気遣ってなのか?それとも本気でこんな事考えたのか? 結果 却ってコトーを窮地に立たせる事にもなったし・・
全く別の意地悪な見方をすれば ある意味思いあがっていないだろうか・・?  ところで鳴海がコトーの執刀を許したのが意外だった
わざわざ術前に自宅の妻を見せつけ質問を投げ掛けたのは 出来るものならやってみろ的なんでしょ? つくづくこの人は可愛そうな
人だと思ったのだが なんとか手術が終了した後 「そこに感情が存在した時医者は大きな間違いを起こす その事を僕は妻のオペで
思い知った」「君がやろうとしている事は所詮偽善だ」 と言うのを聞いて 鳴海も鳴海で苦しんでいたのかと見方が変わってしまった
まぁ逃げてるだけだけど コトーを偽善者としないと自分を正当化出来なかった 屈折した男だが彼には彼の正論があった訳で・・ 
「家族」ですか・・ 思い立ち母に電話 その母 一切顔を映さなかったけれどあれは宮本信子さん? いやぁ勿体無い贅沢な出演だ!
というかコトーの両親は健在だったんだ?何か複雑そうだったが・・? 鳴海の妻 家族 偽善 母の声 柏木先生の死(言葉)
コトーは堪らず泣き出す もう本当にボロボロ・・ それを偶然剛洋が見てしまう 本当にこの子は人の痛い所に出くわす(笑) コトーの
涙を見て何を思っただろう? その傷には触れず心配しながらもその場をそっと離れる 下手な大人よりもちゃんと心得てるんだこの子
陽が暮れてやっと彩佳に会う事が出来たコトー でも微笑めない こんな時いつも思う この人は弱いのか 強いのかと・・ 多分その
両方なんだろうと思う 強くて弱く 弱くて強い人なんだろうと・・ だから誰もが話しを聞いて貰いたくなる人なんだ そんな気がした
「後藤先生 帰るのか島へ」「はい」  雪の舞い散る夜 今回の事で 医者である事の怖さを知ったコトーは彩佳の病院を後にする
剛利の船で相変わらず船酔いに悩まされ コトーが島に着く 港には誰も居ない・・? 診療所までの軽トラでの2人の会話が良かった
皆の企み 重さんの悪戯 歓迎する皆の顔・顔・顔 やっぱりコトーはこの島の人達と生きて行く 今度はいつこの面々に会えるんだろ?
名台詞 : 和田 「わしはコトー先生の事を思うと胸が痛くなる事があるんです 先生は時々一人で海を見ている事があってね
声を掛けるのも躊躇われる様な寂しそうな背中をしとるんです そんな時いつも思うんじゃ 島民と親しくなればなる程あの人は
苦しいんじゃないかって 人は誰でも年老いて死を向かえる時が来る これから先沢山の親しい人達の死を看取る日が必ず来る筈です
その時先生はその死を受け止められるのか 正直もっと楽に生きればええと思う でもあの人にはそれが出来んのじゃよ」
鳴海 「良子は生きている死んでいるどっちだ?」「医者が人である限りオペに絶対は無い」「この患者が星野彩佳である事を忘れろ!」
コトー 「人として答えるならば貴女が生きていると思っている限り奥さんは生きています 医者として答えるならば貴方が治療を続ける
限りやはり奥さんは生きている 僕はそう思います そしていつか奇跡は起こるかもしれない そこにも 絶対は無いと思います」
剛利 「島の人間は皆そう思うんだ 島の人間はな」  三上 「先生僕は 僕達は 何で僕達は医者なんでしょう」
コトー 「医者って一体何なんでしょうね でも医師である事の意味を問い続ける事を放棄してはいけないと思っています」












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