TBS:日9 華麗なる一族  戻る
*** 物 語 ***  2007.1.14スタート すべての人間へ・・・ 虚構が大波のように現実を超えて迫るリアルな人間ドラマ
 TBS開局55周年記念特別企画 木村拓哉4年ふりTBSドラマ主演  1970年代の金融再編という時代の荒波を背景に
 映画「ゴッドファーザー」のような華麗なる一族の 父と子の葛藤を中心とした家族の物語を描いて行く
 原作は父大介が主人公だがドラマは長男鉄平が主人公とし新たな視点で捉える
*** 主題歌 ***
*** 原作 ***
山崎豊子
*** 脚本 ***
橋本裕志
**** P ****
福澤克雄/石丸彰彦
*** 演出 ***
福澤克雄/山室大輔
 
*** 登場人物 ***
万俵鉄平(34)
高須相子(39)
万俵早苗(30)
万俵銀平(31)
安田万樹子(24)
万俵二子(22)
 …
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 …
木村拓哉
鈴木京香
長谷川京子
山本耕史
山田優
相武紗季
美馬中(44)
美馬一子(29)
鶴田芙佐子(32)
鶴田志乃(59)
一之瀬四々彦(26)
一之瀬工場長(58)
 …
 …
 …
 …
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 …
仲村トオル
吹石一恵
稲森いずみ
多岐川裕美
成宮寛貴
平泉成
銭高常務(52)
綿貫千太郎(58)
芥川常務(54)
和島所長(51)
大川一郎(60)
大亀専務(60)
 …
 …
 …
 …
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 …
西村雅彦
笑福亭鶴瓶
小林隆
矢島健一
西田敏行
武田鉄矢
永田大蔵大臣(63)
三雲祥一(50)
万俵寧子(54)
万俵大介(60)

警察官
 …
 …
 …
 …
津川雅彦
柳葉敏郎
原田美枝子
北大路欣也

前田吟

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 最終話

*** 簡単2行あらすじ/極力15行ひとり言/極力5行名台詞 ***
1話「・」84分SP 神戸を拠点とする万俵財閥 万俵家の家長であり阪神銀行頭取の大介は金融再編の荒波に勝ち残るべく動き出す
一方祖父が創設した阪神特殊製鋼の専務を努める鉄平は帝国製鉄から「銑鉄」を確保する事が難しく自社高炉建設の夢へ動き出す
N 「…これは世界に誇る鉄を作る事に命を掛けた息子と 金融再編の荒波の中で生き残りを掛けた父 その父と子を取り巻く万俵一族の
愛と憎しみと悲しみに満ちた壮絶なる物語である」 壮大な物語は2年前(1968年12月31日)から始まった 冒頭のシーンかなり寒そう・・
これロケ大変だったでしょう?(笑) 意味深な猪が現れまた逃げて行く これはこれから始まる物語の何かを物語ってるんだろうか?
鉄平は母と祖父の間に生まれた子供の様子だし これからずっとその事を軸に話が進んで行くんだとしたらかなり気が重くなりそう・・
結婚も政略結婚をせざるおえなかった様子だし でもお利巧さんの鉄平は「僕は早苗の事が好きだから結婚した」 と言ってのけてる
何も知らない三雲は 次男の銀平は父似で鉄平は祖父さん似だと平気で大介に言ってのける 大介にとっては何気ないこんな言葉に
ずっとずっと苦しめられてきたのだろう 北大路欣也がまた物凄く切なそうな顔をするのだが これがまた絶妙! 政治と企業と銀行と
これから狸達が物凄い豪華キャストで登場する それを拝見するのは楽しみではあるがちと気が重い OAが日曜日というのが幸いだ
名台詞 : 大介 「こんな時に何が250億だ!」 「例えば 小が大を食う合併も有り得るでしょう」 鉄平 「夢を見る事が出来なければ
未来を変える事が出来ません!」  「12年振りに将軍が姿を現した時の父の顔を 僕は一生忘れないだろう」

2話「過去の悲劇と真実」 阪神特殊製鉄の技術力に恐れをなし帝国製鉄が意図的に銑鉄の供給を遅らせ高炉建設の妨害を図る
そんな中鉄平は何とか高炉建設にこぎつけるのだが メインバンクの阪神銀行に50%融資を10%減額され残り20億に翻弄する事に
相子が万俵家でかなりハバを利かせてるのがどうにも我慢出来ない鉄平がとうとう真向から対決 でもどうみても今は未だ彼女の方が
1枚も2枚も役者が上(笑) 鈴木京香が本っ当に憎ったらしい女を見事に演じてる そしてこの女かなり痛いところを突いてくる
この女の自信と傲慢さはどこから来るんだろ?  そして大介がこの女を家に入れたのはかなり屈折してるからだと思う 正妻を愛し
父を尊敬してるから だからそれ故に鉄平が憎しか・・ そんな大介を演じる北大路欣也 たまにむきになって鉄平と相対する時 物凄く
子供ちっくに駄々っ子のように見える時がある この演じ方は何か狙いがあるんだろうか? 融資減額の理由に お前が言ったから
その通りにさせて貰ったとか 鉄平が何故いつも逃げるんだと挑発した時等 一番それを感じてしまった そして感情の赴くまま銀平に
くって掛かる姿にも思わず苦笑しながら見た そうなると可愛そうなのは大介似の銀平 この子も父からの愛を受けてないからなぁ
かなり屈折してる筈だ そして将来銀平の嫁となる女は大介にやられちまう事は間違いない そして多分 銀平は黙っているのだろう・・
一方政略結婚であろうとも真面目な鉄平は妻を愛そうと努力をしている様子だ その昔芙佐子が身を引いた為割り切った様子だが
まだまだ未練たっぷり この後まだ何かありそうと読むのだが・・? でも真面目な鉄平の事 愛人には しないでしょう芙佐子を?
二子の見合い 四々彦君との結婚は絶対無理だと思う きっと鉄平は全力で守ってやるだろうが それもやっぱり無理だと思う・・
名台詞 : 相子 「万俵家で家柄という血統書の無い人間は貴方と私だけよ仲良くしましょうよ」 美馬 「お義父さんはどちらを捨てるん
でしょうね 幣閥を築いて来た愛人か?大蔵省の情報源か?」  鉄平 「将軍 僕は高炉を建てます 間違ってないですよね?将軍!」
鉄平 「万俵大介の妻は一人です」 「お父さんは僕の事が嫌いなんですか?」 大介 「私はいつもお前の事を一番に考えているよ」
鉄平 「お父さん高炉融資は親子の感情は抜きにして 阪神銀行頭取としてのご判断をお願いします」

3話「引き裂く運命」 預金順位7位の三栄銀行を飲み込む為着々と準備を進める大介 まずは各支店の目標預金額の底上げを
支店長自ら申し出させる為動き出す 一方鉄平はメインバンク阪神銀行の融資10%削減により残す20億の資金調達に奔走していた
大介は忠実な支店長の死を判っててやった筈? 死ねば行員の一致団結が得られるし 確かに応えはしたろうが所詮捨石・・
大亀も明日は我が身だなぁ そんな父に反抗心を募らす銀平 でも何も出来ず初めから戦いを諦めてる 見合いの日 父のスーツの
お下がりを誇らしげに着る銀平 「私の物は全て譲るつもりだ銀行も万俵財閥も」 と大介 でも銀平の欲しいものはそれじゃない!
この子も屈折してる・・ 縁談もまとまりそうだが この初めてじゃない万樹子 何か訳有りの様子? 何れ返り血を浴びるのではないかと
思えてならない まるで大介のように・・  美馬の存在が面白くなってきた 義父に言われるまま動いているが のらりくらりちくちくと
結構これで言いたい事言ってるし(笑) 相子と同じ臭いがする 同じ穴の狢だ(笑) でもこのタイプ一度反旗を翻したら怖い存在になるな
さて高炉建設 なかなか上手く事が運ばず鉄平は大学時代を懐かしむ この人東大なのかと何故か意外・・ 昔住んでたアパートの
ポストには今の住人の紙が上から貼られてる それをめくると「万俵鉄平」が出てきて・・ これって確かに何かこう・・ ふっとするなぁ・・
で芙佐子の登場 かなり訳有りの2人 昔の自分の部屋の現在の借主も判った筈? 雨振りの街を振り返って傘でにやりと返す鉄平の
顔が何かとても良かった サラリーマンの皆さん たまにはこれ体験してみましょうよ♪  そして三雲 鉄平にこう素直になられたら直ぐ
折れてくれるのではとも思っていたが 流石に自分1人の意向で動かせるものでもなく・・ でもこの2人の会話 展開が物凄く読めた
確かに鉄平に背中を押して欲しくて此処へ来たんだろうと素直に納得してしまった  一方何とか融資を集める事が出来たらしいと
大亀からの報告を聞いた大介は 13年前の父の言葉を思い出す 「お前は頭取として鉄平の才能を支えてやれ 金を動かす仕事なら
お前や銀平にも出来る だが物を作るという仕事にはもっと大きな才能が必要だ 鉄平はお前より遥に器が大きな人間だ」 こんな事
言われてたんだぁ・・ そりゃ鉄平憎しだろうさ 一番の罪作りな人間は敬介だ いや万俵財閥か・・ 大きくなり過ぎると歪みが生じる
名台詞 : 大介 「私がいつ祖父さんに嫉妬した!」 「いやあ鉄平はまだまだ甘い人間ですから・・」 「そう死んだか・・ そうか・・」
芙佐子 「鉄平!錆びるんじゃないぞ鉄平!」  鉄平 「もしそれで負けたとしたら それは 仕方の無い事です」

4話「悲しき裏切り」 第一製鋼が銑鉄供給を約束してくれたものの 帝国製鉄が裏で手を廻し通産省を動かし横槍を入れてきた
そんな鉄平の窮地を義父の大川が助ける 一方小が大を飲み込む合併として狙っていた三栄銀行の黒い噂を耳にした大介は・・
山田所長が 病を押して義父が 鉄平の窮地を救ってくれた 鉄平は確かに人望を集めるのが上手なようだ 天性のものなんだろう
一方大介 折角掴んだ先方の弱み 身内とあってはと苦虫を噛み潰すも 「見舞いに?・・!」 鉄平の口から大川の入院を知る
この時の 「間・・」 おおぉ考えてる考えてる 計算している 先が無いと見切って大川を切る この 間 は下手な台詞を喋るより多くを語る
これで決定的に大介と鉄平は・・  そして銀平が大阪重工社長令嬢と結婚 相子の結婚式出席を否定する鉄平 家長が決めた事と
譲らない大介 ところが当の銀平は閨閥作りの為の結婚だからと醒めている 確かにそう でもあんたがそれを言っちゃ全て終りさ(笑)
そして二子の閨閥結婚を画策してる相子が目ざとく嗅ぎ付け 鉄平宅へずかずかと入って一括する 結局鉄平にも何も出来ないだろう
いっそ既成事実作るとか駆落ちするしかないんじゃないだろうか?  「つ乃家」の女将が大川と同じ病院に入院してる・・ あららかなり
きな臭さを感じる 早苗が芙佐子の存在に気付いてしまうし かなり狼狽した女将さんからして まさかこの2人兄妹じゃないでしょうねぇ
だとしたらかなりベタ(笑) 早苗だけでなく芙佐子との関係も同時進行するんだ・・ ドロドロは楽しみです♪
名台詞 : 鉄平 「その只の鉄を作る為に僕達は命を掛けてやってきたんだ!あの鉄は僕達の血と汗の結晶なんだよ!」
山田所長 「技術で負けたら正々堂々と技術でやり返す あなたと会って思い出しましたよ 鉄鋼マンの心意気ってやつをね」
永田 「いやこのままだとね この まま だとね」   鉄平 「はい もし今その人物が目の前に現れたら 撃ち殺してやりたい」
大介 「私はあの日の事を1日たりとも忘れた事はない 死んだ人間は何も喋ってはくれないなあ」

5話「運命を分けた死」 大川が新聞記事をリークした人間を捜し当てる事なく亡くなった 鉄平はその人間を意外な人物から耳にする
鉄平の大きな後ろ盾が1つ無くなった・・ 娘婿というだけでなく彼自身に惚れこんでもくれた人だと思う そうなると無念の言葉を残した
大川の為 鉄平は意地でも犯人を探し出すものと思ったのに そうでもなく・・?  一子のちくりで知る事になる 彼女の気持ちも判るが
美馬曰く血を見る事になりかねない 確かに しかも雉狩りの前・・ で案の定(笑) その時の鉄平を見た大介の顔ったら 殺される!
そんな顔してた 私はこいつに殺される! また鉄平の顔も複雑・・  大介は寧子に 「私じゃない 私は鉄平の父親だ」 と言ってたけど
これって 「私だ 私は鉄平の父親じゃないから」 って意味じゃ? 馬鹿な寧子は察せたろうか? 大介にとって鉄平は本当に「楔」なんだ
その種を蒔いたのは全て祖父敬介 死して尚影響を及ぼす人・・ そして敬介が影響を及ぼしたらしい人がまた発覚 へ? 芙佐子は
「つ乃家」の養女で女将は敬介の妾・・? まだ謎が解けない まだ何かある? 一方早苗 閨閥結婚だったんだから大川が亡くなれば
もう用済みと相子に攻められる 確かにだけど 鉄平は自分は違う!と思っている人 思いっきり早苗を抱き締めてやるんだけど これ
物凄く早苗痛そうだった(笑) 多分あれ鼻瞑れてると気にった(笑)   さて二子 相子の思惑通りに事が運びそうだけど 小泉婦人に
美馬に宜しくってこのおばさん これ貴婦人の最高の嫌味なんだろうなぁ(笑) どうするニ子?鉄平はそれどころじゃないし この流れ
の中で抗う事はかなりのエネルギーと信念を必要とする・・  そして万樹子が万俵家の不思議を探検し始めた で寝室の3つのベットを
見てしまう・・ これ万俵家の地雷 実は皆知ってるけど皆見て見ぬ振りをしている それを踏んでしまったら痛い目に遭うのだよ万樹子
ほうらね 相子の攻めが始まった(笑) で今回はその相子の回だった 弟(高須徹)も登場 弟の言葉には流石に耳を傾けていた様子
彼女の事も少し判ってきた この押せ々性格はここん所から来てるんだ 彼女も複雑な人間・・ 家庭を持って子供を産んで幸せな生活
をそりゃあ女だから望んでもいる この人も悲しい女・・  そして最後に鉄平宅へ四々彦が飛び込んで来た 尚一層ドロドロ沼にぃ〜♪
名台詞 : 相子 「愛人と言われても構わないわ 普通の女には真似出来ない 特別な人生を私は選んだの」
大介 「お前は私を殺そうとしたのか」  「1度だけ答えてやる 私じゃない 私は鉄平の父親だ」

6話「万俵家の崩壊」 アメリカンベアリング社が吸収合併され輸出契約の実現が困難になり阪神特殊製鋼の株が下落 更に帝国製鉄に
銑鉄供給をストップされ第一製鋼も6月に供給をストップするという 鉄平は6月迄に高炉建設を終わらせようと躍起になる 一方大介は
三雲が鉄平を褒める「掛けてる」「価値がある」という言葉に一々敏感に反応する大介 メラメラと炎が揺れ立ち登るのが見えた(笑)
大介の策略 この時の大介の顔ったら…! まるで体の小さな蜘蛛が体の大きなカマキリを喰らう姿を彷彿とさせた で大亀の読みに
空かさず美馬がいつもの 「つくづく恐ろしい人だな」 を続ける ふっ重々承知だとは思うが 明日は我が身だろうにまるで他人事だ(笑)
ところでこの策略 「見せ金融資」 って犯罪でしょ? そして綿貫は狸だと思う(笑) さあどうする大介? 一方当の鉄平は何かきな臭さを
感じながらもまだ見抜けないでいる 詰めが甘いのだ 三雲に迷惑を掛けるのだけは避けないと さあどうする鉄平! そんな父と兄の
間に入って押し潰されそうなのが銀平 最初から父には抗えないと思い込んでるから苦しむのだ 子供が出来たと喜ぶ万樹子に
これ以上万俵家の血を引く不幸な人間を増やしてどうする堕ろせと・・ 確かにそうだと思わず納得もしたけど それじゃあまりに万樹子
が可愛そうだ・・ 全てに他人事を決め込んで逃げてばかりいて!もう本当に不甲斐ない男!と怒っていたら なんと今日は彼頑張った
「信念が無い … それに人が連いて来るんですよ … いつかきっと兄さんに負ける日が来ます」 よく言った!その通り!彼の台詞の
一語一句に頷いた 大介はどんな気持ちでこのささやかな抵抗を聞いたんだろう? 来週はこの銀平の反乱がありそう 頑張れ銀平!
そして万俵家の閨閥に押し潰されそうなのがもう一人 二子 海千山千の相子の策略でがんじがらめにされている ニ子も頑張れ!
さて芙佐子は敬介の子? 誰の子なのか芙佐子は? そして玄さん 鉄平を「若」と呼び始めた(笑) 最後の展開はベタだけど好きです
名台詞 : 相子 「あの煙突が煙をはかない日がきたらニ子さんだってお寂しいでしょ」  銀平 「これで父さんのアキレス腱は兄さんに
なったって訳ですよ」 「お祖父さんがよく言っていたじゃないですか理想と信念を持つ人間が策謀だけの人間に負ける筈が無いと」
大介 「誰も判ってはくれないさ 私の戦いの重さをな」 敬介 「大介 公家の女の肌はマシュマロのように白くて柔らかだな」
鉄平 「夢は潰さない」「諦めない」  「そうかほな頑張りや」 「若!連れてきたぜ」 鉄平 「当社はこれより 突貫工事に突入する」

7話「悲劇の高炉爆発」 突貫工事により高炉建設完成が間近に迫っていた 阪神特殊製鋼の倒産を前提に動いている大介は困惑
そんな折高炉建設現場で大爆発が起こり窮地に立たされる鉄平・・ それによって大介は大同銀行を飲み込むべく動き出すのだった
大介の狸達が沢山乗ってるどす黒い船と 鉄平の皆男の心意気で乗ってる船との闘い!そりゃどす黒い船からは誰でも直ぐ降りる(笑)
一方万樹子が酒を飲んだくれ流産する 勿論銀平の望み通りにはなったが大介が黙っちゃいない!  私は銀平の子が欲しかった!
こうも露骨に感情を剥き出しに わんわん喚いている所を鉄平が見たら・・ 落ち込み悲しむ鉄平 そんな矢先!本当に完成間近に・・
高炉は爆発する 死者の中にはあの玄さんも・・  早速大介は動き出す でも念書 「御高配多謝 御約束厳守」 は意味ないのでは?
それともこの時代の日本だから充分通用するのか? そしていよいよ三雲の追い出しに掛かる で鉄平をいや祖父さんを叩き潰す!
高炉爆発によってニ子の運命も変わってしまい覚悟を決める それは鉄平の為 阪神特殊製鋼の為 四々彦の為でもあるのだから・・
女は一度腹を括ったら強いのだ!  一方事故の後処理で疲れ果てた鉄平宅へ 亡くなった女将からの手紙を持って芙佐子が現れる!
芙佐子は女将が産んだ子である事 芙佐子の父は敬介である事 それはそれで驚きだが 問題はその先!鉄平の本当の父親は・・?
キムタクの黙って思いを噛み締める演技 定番は奥歯を噛み締めるのだが 今日始めて奥歯ではなく眉毛を動かす新演技を見せた(笑)
名台詞 : 二子 「いいのお母様 私もう覚悟を決めましたから」 「女は時々嘘をつくんですよ」  大介 「天は我に味方したか」
 「若!こんなもんで高炉建設諦めたらあかんで!判ったな!」  女将の手紙 「自分の道を自分の信じる道を貫けと」 鉄平 「嘘だ!」

8話「鉄平出生の真相」 阪神特殊製鋼の事故処理委員会が召集された 大介の思惑通り話は会社更生法の選択しかない事を印象
付け終わる 阪神銀行の追加融資20億撤回を初めて鉄平は知り 自分が本当の子供ではないからではないかと大介にぶつける・・
なに?思います? じゃあくまで女将の推測じゃない人騒がせな(笑) 血液型を調べてもグレー DNA鑑定は当時まだ無いし 結局
限りなくグレーのままで後味悪し(笑)  さて事故処理委員会での鶴瓶演じる綿貫の猿芝居 敢ての演出なのか 又は撮影中倒れて
救急に運び込まれたと「きらアフ」で言ってたその時のものだったのか? ともかく鶴瓶らしくもない下手くそな演技なので気になった
で三雲はこの猿芝居を気付いてたけど 自分の足元の火の粉には気付けてるんだろうかと心配・・  鉄平はこれを踏まえ大介に
疑問をぶつける!僕の本当の父親は誰だと そして一番やっちゃいけない母にもぶつけた 思わず鉄平に謝る寧子に大介は逆上する
でも別に母は不倫した訳じゃない やられちまっただけなのだ 大介にもその事実はしらばっくれてずっとグレーでやり過ごしてきたんだ
そんな母にぶつけちゃぁいけませんぜ!  で結局裁判 泥沼だ・・ どうする鉄平?銭高は落ちるのか? そして他力本願のダメ男銀平
この子も何とかしなくちゃ  美馬の言うように確かに真っ先に切られるのは愛人だ どうする相子?  煙突の煙の為に腹を括ったのに
意味が無くなったニ子  万樹子は家を出る様子  一子は美馬とは上手くいってない  あぁぁとうとう万俵家崩壊だ どうする万俵家・・?
一度全部吐き出さないと歪みきってるのさこの家族   永田町で大介が総理と会ったシーン これ先週「花男2」で 大河原と道明寺の
会食のシーンで使ったロケ現場と同じだぁ 緑色のあの大きな扉が印象的だったからよく覚えてる まぁ同じTBSだから問題無いか(笑)
名台詞 : 鉄平 「僕の記憶の中にあなたの笑顔はありません」  永田 「いやまだ大きな石が2つ足らん」 大介 「なる程あと2つですね」
永田 「勝つのは最低条件 要はいかに綺麗に勝つかだ なぁそこが問題だな」    大介 「受けて立つ!」

9話「最終章 前編 最期の父子対決」 第1回証人尋問開廷 大介と鉄平が其々証人台に立ち融資撤回時期を争点とし追求を始める
そして鉄平は第2回証人尋問に銭高常務を要求 しかし大介に丸め込まれた銭高はなかなか応じない 鉄平は銭高宅へ説得に向かう
大介ピ〜ンチ! しかし起死回生の休憩後立ち直し切り返す!その上圧する大介に感服! そして鉄平 でも素人の自分にはこの証言
答えになってないように思えたんだけどどうなんだろう・・? そして銭高!大介に助けを求める でも圧力を掛けられるだけ掛けられて
終いには切り捨てられるのがおちだ?  早速大介はかなり生き々してる綿貫達と会合!一方鉄平達は三雲達と反省会 もっと大きな
力が働いてるような気がすると まるで「踊る」の室井な三雲さん(笑) 正解です! 大介と綿貫達の会合時の連判状を 後に動き出す
狸親父の永田が持っていたから ははぁん大きな狸達も動かすのねって事  そして鉄平は証言を渋る銭高を何故か責めないのだ・・
成る程硬く閉ざした口を開けるのに 責めは逆効果かもしれない  そんな折銀平が何故自分を証人に呼ばないと現れる 確かに何故?
鉄平の 父を倒した後万俵家を支えるのは銀平だからというのを聞いて成る程それも最もだと気づいた(笑) でも駄目だよこいつじゃ・・
一方万俵家の食卓は元々寒かったけどもっと寒くなっている(笑) そんな中 物凄く珍しく寧子が大介に意見する いつも頭から寧子の事
を馬鹿にしてる大介がほんの少したじろいだのを見逃さなかったぞ(笑) 万俵家の歯車はもうボロボロで どこをどう修正しても元に
戻らない(戻す必要も無いか) 大介の台詞「私は負ける訳にはいかないんだ」 誰に?鉄平の向こうの敬介に? 大介の闘いの相手は
敬介 亡くなって13年経った今でもまだ闘ってるんだ・・  早速相子が万樹子を連れ戻しに掛かる でも腹を括った女は怖いのだ あの
相子ですらたじたじだったし(笑) で相子は自分の問題どうするんだろ 案外潔く身を引きそうにも思う だってこの人 妻の座に座るよう
なタイプじゃない 大介は寧子を愛しているし・・ 可愛そうな相子・・  一方深夜の工場で 鉄平と四々彦が銭高を語る それを偶然
銭高が聞いていて・・ ← これかなりベタなシーン でも必要なシーンだとも思う ちゃんとこうやって表現しとかなきゃいけないとも思った
そして第二回証人尋問の日 銭高が・・ 現れた! 果たして真実を話すのか?一抹の不安を覚えたが 覚悟を決めた顔で大丈夫と確信
欲をいったら阪神特殊製鋼の制服を着て来て欲しかった(笑)  と今週はここでお終い!来週はとうとう最終回 このドラマいつも次週
予告を見せ過ぎ!ちょっと興醒めする 重要なところは見せていないと思うじゃない でも見せているのだ(笑) 鉄平は自殺するの?
名台詞 : 鉄平 「企業の志を否定する様な事が許されるなら この国に未来はあるんでしょうか」
銭高 「私は阪神銀行の人間です その証拠に特殊製鋼の制服に一度も袖を通した事はありません」
寧子 「一子さんは間違った事は言っていないと思います」  銭高 「私だって鉄鋼マンの端くれですから」 「万俵大介頭取です」

最終話90分SP「最終章 後編 決意の死 ~ 未来へ」 阪神特殊製鋼の会社更生法適用が決まり管財人となった帝国製鉄の和島所長
役員を皆解雇し提訴を取り下げた 全てを失い事の真相を確信した鉄平は父と直接対決する 自分の存在を全否定された鉄平は・・
銭高の証言である程度窮地に立たされるものと思ったのに それ程痛手を負った様子も無い大介が腑に落ちない・・? その上管財人
は大介の息の掛かった和島! そして全てを失った鉄平・・ 従業員達へ掛けた言葉で そう鉄平が帰れる場所を守らなきゃと思ったし
銀平への 「辛かったろ 悪かった」 は銀平にとって詰られるより痛い言葉の筈だとも思った・・  一方三雲にも魔の手が迫る でもこの人
直ぐ察するんだ こういう頭の良い人って好みのタイプだ♪ しかしもう時既に遅し・・ 後はもう物凄い速さで事が流れるだけ・・
そして鉄平は直接父と対決する キムタクって案外髭濃いんだなぁ 可愛い顔してる そんな事思いながら彼のアップに耐えてた(笑)
話しはいつしか祖父に・・ まあ全ての根源はここにあるのだから当然か でも鉄平の心情で訴え掛けても大介には届かないな・・
お前が生まれたからだと言われたら子供はどうすりゃ良いのさ・・ これで決定的に父に拒絶された訳で 鉄平にはもう何も残ってない・・
煙の出ない煙突 夕陽・・  そして1話の冒頭につながって行く ん?って事はこの山に約1週間は居た訳だ? ならば予告とは違う展開
になるかもしれないと期待した だってこの鉄平には自殺は似合わない もっと他の道を探す筈だと思う  何が出来るか考えた結果が
自殺じゃ大介へのあてつけじゃないか 自分の存在が過ちなのだから自分で消すって 本来そういうのを一番嫌う人間なんじゃないの
このドラマの鉄平って人物は?  と その時分厚い雲間から奇跡的に陽が射し鉄平の顔に当たる まだ何か他に道がある筈そう思い
直すのか?最後の最後までそう思って見ていた・・ が、鉄平が逝った後また分厚い雲に陽は隠れる・・ あれは敬介が迎えに来たの?
この時は思った けど多分 鉄平の遺書の一番最後の最後が答えなのかなと後から思い直す   そして鉄平が我が子と知る茶番(笑)
って事は何?結局は大介は敬介の 鉄平は大介の愛情が欲しかったが為 万俵家の親子喧嘩の為だけに大勢の人が巻き込まれ
職を失った者もいれば命まで落とした者もいた訳? 何か笑っちゃう 馬鹿馬鹿しくて納得行かない! 曖昧で終わらせて欲しくもあった
… いや 敢えての茶番かもしれない?   鉄平の葬儀の日 大介の 「鉄平・・鉄平・・」 そう ここは叫ぶではなく 縋りつき泣くのではなく
押し殺したように呼びかけるのが正解だと思いながら見た・・  そして万俵家の人々が皆其々の思いで一緒に煙突の煙を見る・・
この時の寧子は全白の着物(喪服?)を着てたけど 公家出だからなの?  一緒にいた三雲は大介に一言いってやらないと気が済ま
なかった様子 でももう大介はその上を既に行っちゃってるように思えた・・  そして相子がふっと姿を消す この人も頭の良い人既に
察してる 以前から興味津々の彼女の引き際!やっぱりこの方徒者じゃない 名台詞を吐き鮮やかな引き際を見せてくれたあっぱれ!
そこへ寧子! この女同士の無言の 「間」 には沢山々台詞が飛び交っていたように見えた・・   四々彦とニ子が米国に行くそうだ
鉄平の死によって万俵家が 大介が変わったのか?と驚いたが 結局は大介の思い通り事は進んだらしいので そういう訳ではないな
銀平曰くいいくら大きくなっても志を失った銀行の未来は明るくない 確かに!そうであってくれないとずるいと思った  ところが!
また大狸が動き出した! 結局大介も只の駒にしか過ぎないのだ 大介が呼ぶのを無視して哀れな者を見る目で笑って去った美馬
さぞかしこの時の美馬は 大介達の群れが可笑しかった事だろう・・ でも何かこのドラマの全てを物語ったようなシーンだったと思う・・
そしてこのドラマ そんな事よりももっと志とか夢とかを言いたいらしく 最後もまたそれを繰返してた そして・・ キャスト&スタッフ
ロールが流れる中 将軍がお亡くなりになってた(腹出して浮いてた) いつ死んだんだろう? う〜ん何だか後味の悪いドラマだった・・
名台詞 : 鉄平 「鉄鋼マンが錆びてどうする!」  「僕が生まれなければ・・」 「結局僕は自分勝手で卑怯な方法を選ぶ」
相子 「お気の毒ね 私が貴方を失ったんじゃない貴方が私を失うのよ」 寧子 「長い間有難うございました」「相子さん!・・お元気で」
鉄平 「でも僕は何故明日の太陽を見ないのだろう」    「半年後 鉄平の夢は完成した」「その火は今も燃え続けている」












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