フジ:木10 わたしたちの教科書  戻る
*** 物 語 ***  2007.4.12スタート 世界を変えることは、できますか? 闘う弁護士!学校を舞台に繰り広げられる「明」と「暗」
 そして人の心の二面性を深くえぐり出す異色作 ある中学校の教室で転落事故が起こったきっかけで 一人の弁護士が現れる
事故の真相究明と様々な思惑が渦巻く学校の抱える問題に立ち向かい闘って行く
*** 主題歌 ***
BONNIE PINK 「Water Me」
*** 脚本 ***
坂元裕二
**** P ****
鈴木吉弘/菊地裕幸
*** 演出 ***
河毛俊作
葉山浩樹/西坂瑞城
 
*** 登場人物 ***
積木珠子(30)
加地耕平(24)
吉越希美(25)
戸板篤(29)
藍沢明日香(14)
八幡大輔(25)
 …
 …
 …
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 …
 …
菅野美穂
伊藤淳史
酒井若菜
大倉孝二
志田未来
水嶋ヒロ
熊沢茂市(45)
雨木音也(24)
宇田昌史(30)
大桑久雄(40)
日野圭輔(・)
仁科朋美(・)
 …
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 …
 …
 …
 …
佐藤二朗
五十嵐隼士
前川泰之
戸田昌宏
小市慢太郎
谷村美月
山田加寿子(・)
須藤彩佳(・)
山西麻衣(・)
野部千春(・)
兼良陸(・)
本多雅樹(・)
 …
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 …
 …
 …
 …
鈴木かすみ
柳田衣里佳
伊藤沙莉
山本ひかる
冨浦智嗣
池田晃信
コック(・)
おばちゃん(・)
瀬里直之(36)
雨木真澄(53)
 …
 …
 …
 …
土田アシモ
よしのよしこ
谷原章介
風吹ジュン

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 最終話


 *** 簡単あらすじ&レビュー&名台詞 ***
 1話「いじめと裁判と」69分SP 2年3組の臨時教員として赴任した加地は 生徒藍沢に世界は救えるかと質問されるが答える事が出来なかった
 不登校を続けていた藍沢を加地は説得しやっと登校したその日 集団ヒステリーの大乱闘を沈静化させた直後に転落事故が起こる ****
 第一声台詞 : 加地 「僕は思います人生に於いて辛い時苦しい時も何より力になってくれるのは友達です」 ←頭切れてたので?です
  全体的イメージが「曇り」「雨」という感じ 菅野美穂さんが好きなので見ようと思えど 伊藤君が苦手なのでどうしようかと・・(笑)
 ところがたまたまこの日通院の為会社を休んでおり見れてしまったのですねえ(笑) んで見てしまいました 重かった グレーだった・・
 いきなり藍沢明日香が死んでしまったので これからは伊藤君が頑張りますよねえ?見続けられるかとても心配ですが・・ ともかく見てみます
  どんな学校にもいじめは必ず存在します でも大概大人は気付かない 動機が理解出来ないからかもしれない 子供達は大人の前では
 それを起用に隠すからだからから気付けない ともかくいじめは必ず「ある」ところから出発しないと始まらないんだと思います!
  珠子の法律事務所にいじめ訴訟の案件が持ち込まれた 弁護士としてまず勝ち目があるかどうか調査する為専門家を訪ねる珠子
 「彼等は本当の事を内に秘め隠し通します … それでも言えないんです 言えないから気付いてあげなければいけないんです」専門家日野が言う
 「勝てません いじめの立件は相当困難だと思います それにこれは私見ですがいじめられる子はいじめられる理由があるんだと思います」
 さてドラマ冒頭 珠子がこの案件を放棄するところから始まったのですがこれからこの珠子さん どう変わって行くのでしょう?ってところですね?
  子供からのSOSを その子が既に死んでしまってからしっかと受け取った大人2人は さてこれからどうしますか??
 ロッカーの中にあった藍沢のノート あれは決定的ないじめの証拠になりませんか?彼女の遺書のようなもだと思うのですが
 でもあれ副校長に渡しちまったらきっと揉み消されますよね確実? でもあのアホ単純・純粋加地は渡すと思うのですよ?
 ああだから珠子は藍沢の母親だと言ったのでしょうか?珠子と藍沢の関係って? 多分以前藍沢の弁護をした関係での知り合いだったとか
 それとも以前藍沢と同じホームに居た先輩だったとか考えていたのだけど・・ それともひょっとして弁護士ならではの方便で嘘をついただけとか?
 どうやって珠子はこれに絡んで行くのでしょう?これから少しずつ解明されて行きますね転落の真相が・・ まさか殺人じゃありませんよね?
  お気楽極楽臨時講師の加地先生は現実を突きつけられてどう変わって行くのでしょう? 教師達も曰く付きがゴロゴロしている様子です
 借金・非行娘・水商売バイト・マニア・規則々 そして曲者の副校長・・ という事は校長は誰?どんな人で今何してるんでしょ?
 ところで生徒の中に「花男」の進がいました♪ でもまだあの「声」故に?一言も喋ってません(笑) 頑張れ〜!!
  それからかなり気になった事が1つ 菅野美穂ちゃん演じる女弁護士はヘビースモーカーの設定のようなんですが
 美穂ちゃん煙草の吸い方がとても下手くそ・・ 彼女は普段吸わない人?とも思ったのだけど いやいやしっかり鼻から煙履いてますし・・(笑)
 名台詞 : 藍沢 「先生質問があります 世界を変える事は出来ますか?」 加地 「・・・。」
 副校長 「変えられると答えてください」 加地 「変えられるんですか?」 副校長 「いいえ」
 「生徒は顧客と考えて下さい お客様の注文を聞くのが仕事であり これを食べろとメニューを指定するウェーターは失格ですよね」
 珠子 「あなたの方がひどい事言ってると思うけど 生徒に嘘付いたじゃない それとも本気で世界は変えられると思ってる訳?」
 珠子 「そういうのね現実逃避って言うのよ」 藍沢 「私臭いから」「手出して先生になら言えるかもしれない」 珠子 「本当に事故なの?」「いじめ」
 


 2話「学校崩壊」 時が経ち日々の生活に追われ皆が明日香の死を忘れかけている・・ でも明日香の死で彼女を思い出した人も居る珠子である
 22歳の時結婚した相手の連れ子が明日香で 結婚した相手は直ぐ姿を消した 珠子は育児放棄をして明日香を施設に預けたのだった・・ ****
  やっぱりあのいじめの証拠鞄は揉み消された!彼女が落ちた歌壇の花はまだ再生していないのにその前に置かれた花壇は片付けられ
 彼女の落ちた窓の柵は2段から3段に増やされ 教師はもう飲みに行って良いのかなと話し 何事も無かったように日々が過ぎて行く・・
  珠子は明日香との関係を加地に話す 22歳の時に結婚をしてその相手の連れ子が明日香だった 結婚相手は明日香を置き直ぐ逃げてしまい
 残された珠子は育児放棄していたのに当時小学1年生の明日香は学校で書いた「おかあさん」という作文を持ち帰る
 私はお母さんの事を珠子さんと呼ぶ 二人は良く似ていると書かれたその作文を見て珠子は 嘘吐きと言って明日香の目の前で破いたのだけど
 何故か心に引っ掛かるものがあったのだろう セロテープで貼ったその作文を今でも箱の底の底に閉まってあったのだ・・
  殆ど話す事は無く3ヶ月後珠子自身が手続きを取り明日香を施設に預ける その道すがら幼い明日香は旅行みたいだととても嬉しそうで
 途中で珠子の気紛れで買ってやった「タイヤキ」を 尻尾から食べるのが珠子と同じだと喜ぶ姿を思い出した珠子はやっと思い当たるのだ
 事故前のあの日 法律事務所に珠子を訪ねて来た時に明日香が持っていたタイヤキの意味を・・ あの子は自分を頼って来たのにと痛さを感じる
  加地が買ってきた3つのタイヤキを尻尾から食べる姿に もうボロボロ泣かされた・・ しかしこの時の加地に不自然さを感じました
 僕のせいだと言い出すのです まぁ確かにいじめに気が付かず金八先生よろしく青春を語り 学校に来させた明日香が事故に遭った訳だから
 責任を感じるのも当然な事なんでしょうが 何か話しの流れがちょっと変だなあと その上その時の珠子の目が顔がまた変だったのです?
 今迄悔やんでいた顔が急に 「そうだあんたが悪いんだ」 とでもいうような目つきになったものだから 何?何?何?となるんです・・
  裁判所から学校に証拠保全の通達が届き珠子が乗り込んでくる そしてあの夜の加地が自分が悪いと言っているテープを流すのですよ
 うっひょ?この人の真意が今ひとつ読みきれませんぜ?副校長と対峙するその右手は 胸に手を当てるその右手は何を意味してるの?
 そこに明日香の作文でも入れているの? いや・・ どうもそんな愁傷な女には見えないんだけどまだ珠子が・・ まだ何か真意が攫み切れてない
  また 副校長の前に置いてある明日香の鞄の中には あの教科書やノートはちゃんと入ってますか?どうも入っていないような気がします
 さて いよいよですな 珠子さんどう出ます?そしてその真意は?母親だからなの?それとも弁護士だからですか?
 名台詞 : 珠子 「これは1本の木 さてこの木を隠すには何処に隠すのが1番良いか … 森の中で1本の木が破損しましたそれを隠すには?」
 「犯罪者というのは小さな罪を隠す為に大きな罪を重ねるものなのよ」 「あんたまだ分ってないの?あの学校は今異常事態なのよ
 八幡 「僕も金八先生になるのが夢だった でも疲れちゃったもうへとへとだよ 学校は砂漠だよ僕等がスポイトで水を撒いたって花は咲かない」
 幼明日香 「珠子さんと旅行してるみたい」「私も同じ珠子さんと同じ タイヤキは尻尾から食べるの」 「有難う珠子さん」
 珠子 「神様は良い人を選んでご褒美をあげる訳じゃない悪い人を選んで罰を与える訳じゃない時に理不尽に時に偶然に人は光りを受け取ったり
 闇を受け取ったりする」 「あなたどうして私が泣かないのか聞いたわね 明日香の涙には誰も気付いてくれなかったからよ」
 


 3話「女教師の秘密の顔」 いじめは無いと隠蔽する学校と戦う事になった珠子 まず明日香の遺留品から友達らしい人物をみつけ接近する
 一方加地も学校内で動き出す しかし尽く副校長に洗脳され思うように動けないでいた・・ そんなある日法律事務所に少女が訪ねて来た ****
  やっぱり副校長は明日香の鞄の中身を隠蔽していた・・ いじめは無かったで押し通すつもりでしょ またこの副校長ってば弁が立つんですよ
 加地は直ぐ洗脳されます 副校長の言葉に納得させられ珠子の言葉に納得させられ(笑) ふらふらで全くダメダメ男ですなあ
 また珠子の言うように一教師が何が出来るのかって何も出来ないっしょ?学校・教育委員会までもが一丸となって隠蔽してきたら
 教師は皆保身に走るでしょ いやでも中から熱血の情に訴え外から冷静沈着にストレートに責めるなら 案外この2人良いコンビかもしれない?
  加地の理科の授業中に数学の問題集をやっている生徒を叱ったら 社会科の先生は何も文句言わなかったのにと捨て台詞で教室を出る生徒
 早速生徒の母が職員室に乗り込んできて暴力を振るったとか生徒の自主性を尊重しないのかと文句を言って来る あああ有りがち有りがち♪
 加地は生徒の家に行き話し合おうと夜まで粘るのだ それを止めに来た社会科の大城先生は受験勉強をしたい人間は好きなようにさせれば良い
 と言うのだが加地は大城に熱く語る訳だ ちと心動かされた様子の大城・・ そこへ生徒が出て来て加地に心動かされたと言うのだけどその直後
 大城が前の赴任先で生徒の父親と不倫してた事を教師達にメールで送ったと言うのだ 面白いからと不敵な笑みを浮かべて・・ おぉ怖!
 こりゃかなり病んでますよ・・ この学校・教師・生徒達はかなり病んでます こりゃ相当のいじめがあったのでしょうと伺わせますよねえ?
  大城は自暴自棄になってどうせこんなんじゃ首だろうから明日辞表を出したら明日香の鞄の中身全部加地に渡してあげるねと約束するんです
 一瞬熱く語る加地に心動かされた気もしたのでその言葉信じて待ってたんだけど 敵はそんなに甘くはなかった!!
 翌日生徒が送信した不倫情報は教師達の知るところとなり 確かに大城は副校長に辞表を出すんだけど それを副校長は破くんだなあ
 ちっ!これで大城はもう副校長のロボットです さぞかし今迄以上に手となり足となりよく働いてくれる事でしょうってとこですね・・
  2年3組のクラスで「いじめ」に関するアンケートを配ると動き出した加地なんだけど 副校長に止められるのです
 それでも加地は意を決してアンケートを実施しようとした刹那 アンケートの上には生徒ポーが加地をラブホへ引っ張ってる写真が乗っかってて!
 うっはっはぁ あれは誰が撮ったの? 副校長?それともいじめをやってる生徒だったりして?わからなくなってきた・・
  一方珠子のもとへ擁護施設ひなぎくの家から明日香の遺品が届く あのタイヤキを買った事を書いてあるお小遣い帳 そして携帯電話!
 この携帯 データは無かったものの電池カバーの裏にプリクラが貼ってあって「ともみ」が写っていた! 早速珠子はこの子に近づく・・
 最初の接触は失敗したものの朋美が珠子の法律事務所にやってきた! 「誰にも言わない?」そう言って朋美はいじめられた事を話し出す
 「私はあなたを守る 必ず守る」と無責任な事を言いようやっと聞き出した珠子は次に「誰がやったの?」と聞く訳だ そして口を動かした瞬間!
 真っ暗になってしまった(笑) 来週へつ・づ・くって事ですね いやあ予想ではこの子言いませんよね?皆病んでるもん言いませんよ
 きっとこの子とてつもなく気味悪い台詞を吐きそうな気がする? またそれを聞き出そうとする珠子が母なのか弁護士なのかが分らない?
  珠子は瀬里に裁判の事を言っていたのだろうか?学校に乗り込んで来た時からずっとその事を考えていた 多分この法律事務所ってば
 大きそうだからこういう案件は扱わないでしょう それに負い目があるから瀬里には言えないのではと思ってたから やっぱりと・・
 名台詞 : 珠子 「藍沢明日香さんが亡くなられたのは学校内でのいじめが原因だったのではないですか」
 雨木 「いいえこの学校にはいじめはありません」「学校の問題は学校で解決すべきです」
 加地 「あなたのやり方は間違ってる」 珠子 「…学校と闘う事なの それを一教師であるあなたに出来るの?」 加地 「出来ます」
 医師 「今この国で起こっているのは大人と子供の戦争です いじめ・自殺 今子供達がしている事は自爆テロです」
 珠子 「混乱してるのは教師だけかもよ … 14歳は子供じゃない まして天使でもない 仮面の下に悪魔の顔を隠してるのかもしれないわ」
 朋美 「友達なんかじゃありません 私達は透明人間だったんです」「自分が誰なのか分からなくなるの」 珠子 「教えてくれる?誰なの?」


 4話「校庭の奇妙な事件」 訴訟をするには原告が必要だと瀬里に指摘され 珠子は千葉に住む明日香の父親を探し出し会いに行くのだが
 彼は若年性認知性で訴訟を充分理解する能力が無かった 一方学校では連日校庭に画鋲が撒かれるという奇妙な事件が起きていた *****
  西田はやっぱり誰がいじめてたか言わなかった・・ でも何かこの子まだ裏に何かあると思うんですけどねえ?
 彼女が事務所を出るのを瀬里が見ていてこの件に気付いた!やっぱり珠子は瀬里に内緒だったんだぁ・・ そして瀬里が言う3つの問題点とは
 1.学校が事務所のクライアントだったら弁護士倫理違反だ 2.誰を原告とするのか? 3.僕は君にこんな事をして欲しくない
 ふむ・・ 早速障害ですなあ 珠子に結婚をちらつかせても喰い付く事はないだろうが事務所を首にされると ちょっと痛いだろうなあ・・
  早速珠子は原告になって貰う為に藍沢の父親であり珠子の元夫に会いに行く しかし彼は・・ 若年性の認知性で ひたすら靴を磨いていた
 「誰?お前誰?」 珠子は何故彼が7年前全てを捨て姿を消したのかを一瞬に理解する・・ 「あなたの娘死んだの 明日香死んだのよ」
 それでも無反応で靴を磨き続ける謙太郎・・ 珠子は肩を落とし千葉の海に佇む・・ のだが後日突然 「モーニング食い行くか」と謙太郎が現れた
 2人の思い出の食パンをコーヒーに浸して食べ 突然娘の記憶を話し始めた 連絡した謙太郎父が彼を迎えに来てくれて連れて帰ろうとすると
 彼はそれに抗いポッケから靴を磨くティッシュとともに印鑑を出し必死に珠子に渡すのだった それを見た珠子はすかさず弁護士になって
 「明日香の父親として訴訟を起こしたいと強く思っているからです」 と謙太郎父に法定代理人になってくれるよう頼むのだった
 確かに今の彼には訴訟を充分理解する能力は無いが 謙太郎父を青年後見人として家裁に選任して貰えば彼の代理人となって訴訟を起こせる
 今迄渋っていた謙太郎父もこんな息子の姿を見てしまったら折れない筈が無く 「お前っ・・ お願いします!」 と珠子に頭を下げる・・
 でもそんなに簡単に行くのだろうか?まあ謙太郎父だって一応明日香の祖父って事だし?でも何か無理矢理感が拭えないんだけど?
  一方加地も加地で学校側で動き始めていた たまたま熊沢に無理矢理誘われて行ったクラブでバイトする吉越に出くわし双方大慌て!
 そんな折 校庭に連日画鋲が撒かれる事件が起こる その直後吉越のロッカーから画鋲の空ケースが大量に出て来て・・
 これは誰か動いてますな?はじめは吉越先生が名前を間違えて覚えていた新聞部3年生の長部(誤:長谷部)かとも思っていたのだけど
 病んでるこの学校の事・・ トイレのつまりの原因だった煙草の吸殻を手で捻り潰してしまった熊沢も怪しい?いやこれは当人が犯人だからか・・?
  やっと原告も決まり準備が整ったので学校側に公開質問状を送ったと珠子 加地といつものあの怪しい 「ぶらじる」 へ入って行くのを
 大城が見ていた!前回の一件で副校長の犬に成り下がった大城は早速報告したに違いないのですよ副校長に・・ さあどお動く?
  加地が一人校庭の画鋲を拾うのを戸坂と八幡が磁石を持って手伝いに来たりなんかして何となく教師の中で連帯感が生まれたなんて雰囲気を
 珠子の送った公開質問状のコピーを手に副校長と大城が見ていたのですねえ・・ こ・怖!さあさあどお動く副校長?
  加地が西田に1年生の時の長期休みは「いじめ」じゃないのかと聞き出そうとしているところへあのトイレのつまり事件で借り出されて
 戻ると既にそこには西田はおらず代わりに副校長が!明日までに備品を全部チェックするよう加地に指示をだし他の教師を食事に誘い連れ出す
 翌日出勤した加地は職員室で教師全員から 「しかと」 されるのだ こ・子供じゃないんだからあと思わず突っ込みを入れたくなりましたが
 いやいや有り得ますよこれ 大人の世界にも充分有り得ますこの古典的な 「いじめ」 ってやつ・・
  珠子が事務所に出勤すると 瀬里の部屋には副校長が!!やっぱりそこから責めて来ましたか・・ これはかなり痛いですよ珠子さん
 名台詞 : 瀬里 「今君がやろうとしている事は復讐だ」 珠子 「この7年間あなたの事謙太郎の事恨んで生きてきちゃったじゃん」
 謙太郎 「看護婦さんどれがどれだか分かりません 奥から3列目ですよ右から5列目にいるのがあなたの赤ちゃんですよ 1・2・3 1・2・3・4・5
 あれかああれが俺の子かあ 遠いなあよく見えないよ 看護婦さん俺の子べっぴんさんなの?元気なの?駄目だよ目離したらわかんなくなるよ」
 珠子 「彼は自分の意志でここに印鑑を持ってきました」 謙太郎父 「お前っ・・ お願いします!」
 加地 「吉越先生 先生は彼の名前を間違って覚えています」「僕 初めて思いました この学校に来て良かったなって」
 熊沢 「隠れているものをわざわざ出す事はありません 先生にも 先生にも 大丈夫私にも人に言えない秘密はある」


 5話「職員室のイジメ!!」 加地のイジメは続いておりその上動きを封じる為大量の雑用を任される その中の剣道部の顧問で兼良という生徒が
 ストーカーをしている事を知った加地はそれを止めに走る 一方珠子は西田朋美からいじめの犯人を聞き出そうとしていた *****
  「君は説明なんてしなかった」「今は話さない方が良いあらゆる状況を想定して今君と僕は情報を共有せずにおく事が妥当だ」
 「謝る必要なんてないよ それがいつもの君のやり方だ この瀬里の真意が全くまだ掴めない・・ まずは瀬里の方が珠美にぞっこんと見る
 それでも割り切って珠美を切るクールな男?惚れてるが故に珠美の味方になろうとするんだけど御曹司だから親には逆らえなくてなんてって男?
 いやあこの男割り切るタイプでしょうね 情には流されないタイプだと思いますよ・・ どちらかというと副校長と同じ穴の狢的に見えます・・
  さて加地への教師のいじめ しかとだけでは済まず今度は動きを封じる為に大量の雑務を押し付けてきた それを見兼ねたのか戸坂が加地に
 学校を訴える為に先生方のプライベートに立ち入り素行調査をしてそれを裁判に利用するんだと副校長に聞かされたのがいじめの原因だと教える
 これってほんの微量でも職員室の中にまだ味方が居ると思って良いって事? ふふん 脛に傷持つ奴等ばかりの職員室 そりゃ皆一致団結するさ
  で加地は副校長に正面からぶつかりに行く訳だが 加地如きでは太刀打ち不可能な訳で どうせまた丸め込まれるだろうと思ってたら
 案外そうでもなかった 副校長は傷ついてますか?この1つだけは彼女の何かを刺した様子に見えたのだけどどうだろう?
 そして最後には大城が学校はあなたを束縛していないと逆切れする訳だ 非常勤講師の痛いところを突付いてきた ふむ・・ そうきましたか・・
  そして 兼良 花男の進♪やっと出番です でもやっぱり声が気になりこういう役やりこなせるのかとハラハラ親心で見てしまった・・(笑)
 大城の持ってきた大量の仕事の中に剣道部の顧問を押し付けられたのがあってその剣道部の次期キャプテンがこの兼良で父が警視庁の人
 先生は女の人をお金で買った事はありますか?僕はなりません薄汚い大人にはなりません 僕はあなたを軽蔑しています あなたの事が嫌いです
 いきなりまた藍沢の時のような問答だ 多分この子の父が女を買ってるんだろうと安易に想像出来る(笑) 2年3組は皆病んでる奴等ばかりだ・・
  ポーから兼良がストーカーをしてると聞きだした加地はこれを止めに行く 偽善者 あなたは何も判ってない 僕はその子を撮ってたんじゃない
 先生は答えを知っています でも先生はその答えに興味がありません だから判りません と言われるのだ 何かこの言葉とても痛かった・・
  「ぶらじる」で西田朋美に法廷に立ってもらうと珠子 それは絶対に反対と加地 確かに生徒を法廷に立たせるのって如何なもんかと思うけど・・
 そんな話しの中から明日香の墓に白いスミレの花が供えられてたそうだと話すと 今日は明日香の誕生日だと加地が気付く
 珠子が明日香の母親として頑張っている事明日香にきっと届いていると加地に言われ そんな夢見がちな事でやってるんじゃないと否定する珠子
 そうなんだそこが一番知りたい 珠子が動いている根っこは何? 不思議な事に珠子は全く否定しなかったが「母親として」にかなり違和感感じた
 発端と助けを求めて来た明日香を2度も捨ててしまった罪悪感もあるとは思う でも弁護士としてこの案件に立ち向かっっている方が強いと思う
 珠子はそれ以上はっきりとは答えず加地は何で?と切り返し誤魔化すだけだった 加地はいじめられてたことに気付かなかったこともそうだけど
 後悔だけじゃ頑張れません 珠子を同志だと思ってるから 同じ未来を見てる同志だと言っていた・・ 同志ねえ こいつには違和感感じなかった(笑)
  さて加地への教師の無視と大量の仕事も続き 剣道部の練習も拒否され 精神的にも肉体的にも疲れ果てとうとう倒れてしまう加地
 目覚めるとそこには飛ぶ象の絵のコースターを誰かが置き裏には 11 5278 のメモ 保管庫のロッカーだ!そこには明日香の教科書とノートが!
 誰が教えたんだろう? 加地は珠子の携帯の留守電に 学校を辞める事になるかもしれません とメッセージを残しいつものぶらじるへ急ぐ
  ところが店へ向かう途中兼良を見掛け迷った加地は兼良のもとへ そこにはストーカーをしていた女の子と援助交際している兼良父がいた!
 泣いている兼良 あなたは僕の父と同じだ薄汚れた大人だ 僕を裏切った 加地先生は僕たち2年3組が犯人だと思ってるんですよね
 クラス全員がもう知ってます!気付かなかった?当然だよ先生は僕達の事なんか見てなかったんだから 藍沢さんの事しかみてなかったんだから
 だから僕達全員先生の事が嫌いなんです この子の言う言葉はかなり痛い これ本気で言ってますか?裏は何も無いですか?
 だとしたらかなり痛いです いいえ病んでるんですよね? おぉ怖い明日香が死にたくなる程の相当陰湿ないじめがあったんだろうと推測します・・
  一方ぶらじるでは加地を待つ珠子・・ ここで不思議が1つ!いつも極端に愛想の悪い店の女が「いらっしゃい!」と愛想が良いのだ 何〜故?
 その頃加地は兼良の言葉にかなり痛めつけられ明日香のノートをそのまま学校に持ち帰っていた そこには副校長が!何〜故?
 副校長は正式採用試験を受けないかと話し始め 歯の浮くような教育論を加地顔負けで語り始める ありゃりゃこれでまた加地先生洗脳される
 そして止めの一発!副校長の机の上に白いすみれの花が!さりげなく明日香の墓に供えた残りだと副校長 嘘臭〜い!騙されるなよ加地〜!
 いや駄目だ 加地は副校長の生徒を守れるのは教師だけってのにすっかり泥酔しきっており こんな判り易い嘘を見破れないお馬鹿なのだった・・
  加地が去った職員室で1人手帖を開く副校長 そこには子供の写真が入っていて 「1989.06.14 晋也三歳」 と書かれている・・
 そして現在刑務所に入ってる副校長の息子が映る!どういう事? そして息子と同じ爪を噛み ちらりと明日香のノートを見やる副校長
 ちっ!誰だ加地に渡しやがったのは!てな感じの怖い顔? そうです一体加地に管理庫の暗証番号を渡したのは誰?
  さて西田朋美がいじめた生徒を教えると「ぶらじる」にやってくる 加地の時とは違い朋美にはまたとっても愛想良い店の女?? 何〜故?
 朋美は話しても良いけど条件がある 「死刑になりますか 死刑になるんなら私はその人の名前を話します」 と言うのですよ
 極端じゃないですか死刑なんて なる訳ないでしょ?でも弁護士珠子は何て答えるだろう? ひょっとして大人珠子を試しているのか朋美は?
 「死刑にはならないわ 法的に死刑はありえないし 私の目的も裁く事ではないの まずは真相をみつける事 裁きというのはその先にある事よ」
 きっぱり珠子は答る そうそれでこそ珠子とも思ったけど 大人珠子は上手いこと誤魔化すのではないかとも実は思っていた・・
 もし仕返しを恐れているなら朋美の事は必ず守るというのを聞いてなる程それかと思っていたら 突然朋美はやっぱり話せないと店を飛び出した
 え?あまりに真直ぐ大人が向かって来てくれたから戸惑ったのか?それとも死刑にならないなら仕返しが怖いからなのか? 読めない・・
  珠子が奇妙な留守電を残したまま姿を現さなかった加地に会いに行くと加地は人が変っていた そうだって今はもう副校長の洗脳済みなのだから
 「うちの学校には 桐丘中学校には いじめはありません」「何言ってるのよ!だったらどうして明日香は死んだの」「あれは転落事故です」
 ありゃりゃ珠子はこれで完全に孤立してしまいましたねえ・・ また加地を寝返らせるのは簡単だと思いますが さてこれからどうします?
 名台詞 : 加地 「生徒が1人死んだのに教師も生徒も誰も傷ついている様子が無い事です … 副校長は傷ついてますか?
 兼良 「偽善者」「先生は答えを知っています でも先生はその答えに興味がありません だから判りません」
 「気付かなかった?当然だよ先生は僕達の事なんか見てなかったんだから 藍沢さんの事しかみてなかったんだから」
 珠子 「苛められる子がいてイジメが起こるんじゃない 苛められる場があって初めて苛められる子が選ばれるの 誰でも良いの」
 朋美 「明日香は死んだんだから その人も同じ様に死刑にしてくれるんですか 死刑になるんなら私はその人の名前を話します」
 加地 「うちの学校には 桐丘中学校には いじめはありませ … あれは転落事故です


 6話「恋をする気持ち」 瀬里は学校側の弁護を引き受ける事を決め珠子を首にし部屋からも出て行った 一方学校では裁判に向けての
 準備が着々と進められていた いじめのアンケートを実施し 戸坂の汚職を暴き膿を出す そしてはじき出された戸坂が珠子に近づく *****
  瀬里が決断した・・ 珠子に10円玉を橋の上から捨ててみてと言う ふむこれは物凄く凝縮された全ての決断の理由になってる・・
 14歳の時母が医療ミスで亡くなり自分の為に父が病院側を追求しなかった話し 今行政に逆らったら抱えているクライアントを失ってしまう危うさ
 弁護士の仕事は闘う事じゃない大切なものを守る事だ 今目の前にあるものを守る事 それが僕が生きていく上での規範だ 苦渋の選択
 だから珠子を首にして 結婚も無しにして部屋を出て行く理由に・・ 弁護士はやっぱり凄い!相手を説得するプロだもん当たり前か・・
  一方学校では副校長が裁判に向けての下準備を始めたと思われる 学校側としてはやるべき事はやった事になっていないとまずいからだろう
 まずはいじめのアンケートを実施して個人面談 しかし今更何も出る筈もなく何も無かったんだという事に・・ そして期を見計らったように
 副校長が明日香の1年の時の担任三澤の日誌を出してくる これがまたいかにも偽造チックで笑えるのだが皆集団催眠に掛かったかの如く
 印刷されたタイピング文字を見て藍沢明日香には虚言癖があると推察するのだ(笑) 副校長の芝居掛かった喋くりからしても直ぐ分かるだろうに
 いや判っていてももう誰も口に出せる環境にはないな 出せそうな奴等は既にすっかり副校長の犬に成りきっているし・・
  副校長の魔法の言葉は「やるしかないんです 子供達を守る為には」 副校長が全ての生徒を知っている筈がない 何か問題のある子
 個人的に何か係わりのある子以外は注意深くなんて見守るってる訳なんて無い でも盲目に理想論に凝り固まった加地は2年3組の生徒に
 先生が間違っていたと頭を下げる 無表情な生徒達が拍手をする わかってくれたんだと嬉しそうな顔する加地 全てが芝居じみた学校になってる
  そんな折大城と加地は副校長に呼ばれる 業者の接待を受け生徒の体操着を専属購入させる為の賄賂を受け取っている教師がいる
 ほほぉん 今度は学校の膿を出す訳?だとすると今居る教師は総とっかえしないと駄目なのではありませんか副校長(笑)
 次は夜のバイトをしている吉越でしょうかねえ?皆この学校の教師は脛に傷を持ってますぜ( ̄¬ ̄)ニヤリ
  さて珠子は事務所での最終日 4年前の写真を瀬里がまだ持っていた事を知り 悪態をついて部屋を出て行った彼の本心を知る事になる・・
 堪らず決断を瀬里に委ね会いに行くのだが 偶然いつも持ち歩いている明日香のあの作文が落ちてしまい・・ その姿を見た瀬里は
 僕達の間に愛情なんて存在しなかったと口に出して言うように言うのだ 君は間違ってないよ いつもの頭をくしゃっとして抱き締める・・
 ボタンを掛け直し法廷で会おう 背中を向けて歩き出す2人・・ もう口では冷たい事ばかり言ってる癖に 物凄く溢れる程の瀬里の愛情を感じ
 辛いのぉと涙が溢れた この男惚れた!限りなく広い包容力を感じた!珠子逃がした魚は巨大だと思うぞ!! でもこれしか2人に道は無い・・
  そうは言ったものの珠子には切り札が無い 一番切り崩し易いのは・・ 加地の所へ向かうのだがもうすっかり副校長の犬になってる加地は
 もう尻尾を振ってくれないのだ・・ そんな加地に惚れたらしい大城がいきなり加地にキスをして抱きつく・・ いや大変失礼だとは思うのだが
 先刻あんな素敵な2人の愛を見せられた後なもんだから 何とも感情が動かず(笑) 却って汚くも見えてしまい これも副校長の作戦か?と(笑)
  そして学校から掃除された戸板が珠子に接触してきた もう1度なんて無い三澤先生と同じだと言っていたその三澤の情報を売りに来た!
 明日香を殺したのは三澤先生だと言う・・ 何?何?もしこの三澤先生というのが正常な先生でいじめの事を追及していて副校長に消されたのなら
 見つけ出して突付けばきっと何かが出てくるのじゃないか? また副校長の刑務所に入ってる息子って何?まだ出てこない何の意味があるんだろ
 それから壁一杯の落書きを発見した時の加地 「消しましょう 急いで!」 お・お前ぇと誰もが突っ込んだ筈・・ すっかり向こう側の人間だ加地ぃ!!
 名台詞 : 瀬里 「捨ててみて ここに捨ててみて たった10円だ君のお金じゃないし僕が捨てて良いと言ってる捨てられるだろ」
 珠子 「これはカードじゃないから出来ないの 何一つ持っていないからといって降りる事は出来ないの」 瀬里 「簡単だよ 契約は破棄された」
 珠子 「私どうしたらいい?貴方が決めて」 瀬里 「僕を好きになった事は1度も無かったと 言うんだ!」「珠子 君は間違ってない」「法廷で会おう」
 珠子 「あなたは逃げるの 学校のいいなりにする事にしたの それとも面倒臭くなった」 加地 「消しましょう 急いで」
 


 7話「第一部完結!!提訴」 戸板のおかげで明日香が1年の時の担任三澤に接触する事が出来た珠子 そして次々と新事実を知る事になる
 珠子は動き出すのだが加地に止められ 副校長には直接裁判で話し合おうと言われてしまう いよいよ珠子は訴状を作成し提出する *****
  瀬里は学校に乗り込み裁判の準備を始めていた どうせ脅かしだけで裁判なんかにはならないと言う関係者に
 いいえ積木珠子は必ずや訴訟を提出してきますと断言するだから別れたのだからね そして自分が認めた程の女なんだから手強いのも判ってる
 其々の教師にいじめの実態 明日香の転落事故の時の聴取を進める 加地が録音された音声は証拠として裁判へ提出されるだろうと話す
 そして最後に副校長を改めて問質す 何を守るのかが判らなければお守りする事が出来ません 本当の事を教えて頂けますか
 わかりました 藍沢明日香さんに対するいじめはあったのですか?なかったのですか? 副校長は何かを話しはじめた筈なのだけど・・
 言ったのだろうか?言わなかったのだろうか?話し終わって帰って来た瀬里の表情はあからさまに曇っていた でも瀬里は勝てると言ってた
 これはそのままストレートに受け取って良いのだろうか?珠子が勝てるって言ったようにも受け取れたんだけど・・ いやどっちにも受け取れたか?
  一方加地はすっかり剣道部に溶け込んで(1人そのつもりで)いた 兼良がこの頃変な夢を見ます学校が真っ二つに割れて崩れ落ちる夢です
 その時一緒に僕の体も真っ二つに割れました 先生 先生は僕の味方でいてくれますか? 当り前だ何があったとしても先生はお前達の見方だ
 と言っていたけど・・ また何か行動を起こすつもりなんだろうか? お気楽極楽加地は青春してて全く見抜けていないみたいなんだけど(笑)
  さて接触してきた戸板が明日香の1年の時の担任三澤を連れてくると 彼女は既に結婚、妊娠をしてハイソで幸せな暮らしをしている様子で
 明日香が死んだ事を話しても全く興味を示さない話すのは面倒だから予め読んでと平成18年度 生活指導日誌 下半期(10月〜3月)を渡される
 ちょっとこの日誌には期待したんだけど前回副校長が皆に見せた日誌と何ら変わりなく PCのタイピング文字を印刷したものだった・・
 しかしその内容は衝撃的なもので 体操着がゴミ箱に捨ててあった 机の上に花瓶菊の花 全身ずぶ濡れ その時の明日香へのいじめの詳細だ
 副校長に見せられたのとは内容が明らかに違う その後実際に珠子がこの三澤に会って話しを聞くとまあ出るわ出るわ新事実の宝庫だったのだ
  この日誌は最初に書いた方で あっちは副校長に言われて書き直した方 学校やめたくなかったら書き直せって言われたから
 副校長にその都度相談しても様子を見なさいの一点張り いじめを先導する生徒の親を呼んでの三者面談もその必要はないと言われた
 ある日明日香は教科書を持って来なくなった 学校の近くの河川敷で教科書を焼いている男子生徒を見た その生徒はあの兼良陸だった
 あなたをいじめてるのは兼良陸じゃない?って聞いたら うんって それがあの子がいじめを認めた最初で最後かな
 始業式の2日後また同じ事が起こった 教科書をまた持って来なくなった 新学期始まって早々だから実費でお金かかると明日香に言った
  珠子には符合するものがあった 以前養護施設で明日香が亡くなる数日前に持っていたという質札 この三澤の話しで全てがつながった
 明日香はこの世でたった1つしかない父の腕時計を質に入れ手にした僅か ¥10,000 で新しい教科書買ったのだ でもそれも直ぐ台無しにされた
 非情な言葉で埋め尽くされたのだ そして彼女は自ら命を絶った・・ 段々本当に彼女は自殺だったんだろうか?と思えてきた
 勿論転落事故なんかではなく 兼良達に殺されたのではないか?とまたいつもの深読み癖が出てきた(笑) 例えば突き落とされたとか?
  一緒に質屋に行ってくれてた戸板が学校に頭を下げて戻ると言っていた 養育費は毎月コツコツ支払うしかないから(笑)
 戻ったらあんたに協力が出来るかもしんないしとも言っていたが 味方はないよかあった方が良いだろうけどあまりに頼りには出来なさそうだ(笑)
  珠子は菊の花を持って学校の校門外で兼良を待ち伏せる そして弁護士としてはちょっと失格なんじゃないんですか?感情の赴くまま怒鳴って
 兼良をフェンスに突き飛ばし詰め寄るのだ わからなくない!わからなくないわ わからなくなんかない筈よ 考えてちゃんと考えてと凄い形相で
 こうなったら当然加地がそれを止めに入る そして副校長も現れ2人だけで話す事になるのだ
  まず質屋の話しをして情に訴え始めたのだがこの女には駄目さ通じないでしょう そしてあの加地の音声を録った時のように
 本当の事を吐かせようとする ふふこの女にはその手は通用しません!多分録音してるでしょ位の事判ってる筈さ
 で今度は事実をぶつけてみる 手の内をこんなに見せちゃって良いのって位三澤の日誌の中身をぶつけてみる でもちっとも動揺無し・・
  ただ1言だけ 珠子の どうして目を閉じるんですか これにだけは反応していた 裁判の事ではなく自分の息子にも同じ事を言われていたからだ
 その息子は刑務所で面会に来た母親に 目ん玉ねえのか 見ろよ よく見てみろよ 見ろ!これが俺だ!これが今の俺だ!って怒鳴ってた
 何があったんでしょ?いじめにどんな風に係わってくるんだろう?でもこの時の 息子に対する時の副校長は全然芝居をしているようには見えない
 だからこそ良く見ろと言っていて・・ って事はこの息子は今の兼良と同じって事なんでしょうかねえ?相手を殺してる?
 何故って副校長と2人で話した帰り 加地達に守ってもらった兼良はべ〜と舌を出してた 病んでますよこの子達 集団で病んでる・・
 そういじめる子は巧に顔を使い分けるのだ 騙せる大人の前では絶対素顔を見せない となると副校長はこの兼良の顔を知っているのだろうか?
  訴状 東京地方裁判所民事部御中 雨木さん 私はこの学校を訴えます 珠子は訴状を提出しました いよいよ裁判です!
 名台詞 : 珠子 「ありがとう 加入1年以内の自殺では保険金は降りません あなたの自殺は偽装だったと私が保険会社に証言します(笑)」
 瀬里 「積木珠子は優秀且断固たる信念を持った弁護士です」 「勝てる あの副校長と話して確信したよ 本件は我々が勝つ事になるだろう」
 加地 「ここは学校です学校なんです これ以上土足で踏みにじるような事をするなら僕はあなたを許しません」
 珠子 「あなたの言葉1つで解決への道が導き出される事なんです お願いします本当の事を話してください」
 副校長 「あなたの中では既に裁判は始まっているんでしょ でしたらそこでお話ししましょ」
 珠子 「どうして目を閉じるんですか 目を閉じても何も解決しません 今度開けた時もっと酷い事になっているだけです」


 8話「第2部!!法廷対決」 一年後 証人尋問 まずは加地が座る いじめを認識していた筈だと攻める珠子に 瀬里は明日香の家庭環境で対抗
 次に三澤が座る 日誌を副校長に書き直させられたと攻める珠子に 三澤の指導能力で対抗 そんな法廷を傍聴するポーが珠子に近づく *****
  おっつ!いきなり一年が経過 確かに裁判というのは時間が掛かるもの でも今解決しなくちゃならない問題だから裁判するんじゃないの?
 裁判が終わる頃にはこの学校に誰も当事者がいなくなっていたりする それじゃ意味ないでしょ? つうかさぁ何でうちら訴えられないんだろ?
 学校にはさ生徒を守る責任があるからでしょ いじめた人も?いじめた人もだよ じゃうちら守られてるんだ こんな思考回路を持った生徒いるいる
 今迄あまり生徒側を描いて来なかったけど ここいらでぼちぼち出てきた かなりリアルに描いてると思う 生徒達は結局何も変ってない
 いや尚更調子に乗ってエスカレートしてると思う 第2の犠牲者を出さない為にも早くこいつらを何とかしなくちゃ・・
  加地にはかなり変化があった 正式採用され3年3組の担任を任されている 大城と結婚 でもこの二人一年前とは性格が逆転している
 現状を嫌な事は全部忘れて元の学校に戻ったという加地 いじめはなかったと副校長に飼いならされ 必死で臭い物に蓋をして見て見ぬふりをし
 何とか自分を保ってきた一年間だった筈だから いじめがあった事になるのが怖いのだ 全てが間違ってた事になるのだから・・
  だからそれを何とか正当化しようとする その犠牲者が八幡先生 壊れ始める 今の時期に何か起きたら影響が大きいんです
 副校長の犬として今や大手を振って歩いている加地が執拗に彼を追い込むのだ ある日授業を放棄してプールサイドで泣いている八幡
 平手打ちしていい加減にしろ早く教室に戻れと命令する加地 それを大城が物凄い形相で詰るのだ あぁもう大城さん愛が醒めましたね・・
 確かに今の加地には全く魅力を感じませんもの・・ そうだよ加地先生は神様なんだ ねだったらさ藍沢明日香を生き返らせれば良い
  その頃学校には怪文書が届く この学校にはイジメがある!教師全員テレビで謝罪しろ!さもなくば、二人目の自殺者が出る!
 あの壁の落書きの写真も一緒だ 悪戯だと済ませようとする加地 だってこの学校にはいじめはないのだから しかし一応調べると副校長
  珠子は瀬里が出て行った部屋を法律事務所と兼用して使っている 遺書が見付かってないので世間は事故との見方が強く厳しい状況である
 学校に戻った戸板も協力している 三澤は相変わらずマイペース 裁判の予行練習はお話しにならない程お粗末なものでかなり不安が残る・・
  さていよいよ裁判が始まる 本件の主な争点 : いじめの存否/自殺か事故か/学校の注意義務違反があったかどうか 証人尋問 : 三澤/加地
 予め相手の質問してきそうな事柄に対しての返答の仕方はみっちり練習済みの筈である となるとこれは本質珠子と瀬里の戦いになる訳で・・
  まずは加地が証人席へ座る 珠子は「教科書の落書き」「加地がいじめを認めてる録音テープ」でいじめを認識していたと証言させようとする
 それに対して瀬里は 落書きは明日香が自分で書いたものだと思う 原因は明日香の環境や生い立ちにあると切り返させる
 この時父親が再婚した女性との間にも問題があったと暴露されたのは痛かった その上死亡の前夜も珠子は明日香にかなり冷たかった
 もう珠子は完全ノックアウト!かなりダメージが高く 以後何も反論出来なくなってしまった・・ その珠子の左手にはあの質屋での腕時計が
 そして次は三澤 珠子はいじめの存在とそれを証明する本物の日誌 副校長の職務怠慢を立証させたいのだが 案の定質疑応答は支離滅裂・・
 その上途中老婆が入って来た途端三澤の態度が急変する! 瀬里の準備した人物は三澤の指導力を審査した教育委員会の調査担当者
 (それより何よりこのおばあさんが一言も発せず意味ありげに三澤を睨みつけ 髪を下ろしている意味を調査して欲しくて仕方なかった(笑))
 調査の結果は指導力不足というものだったそうで これでまた珠子惨敗である・・ さて後はどうする珠子??
  法廷が終わって先週の瀬里の勝てる あの副校長と話して確信したよがわかった気がする 多分真実を聞いたからあんな暗い顔をしていたんだ
 でも事実がどちらであれ依頼人の利益を守る弁護士として隠蔽が完璧だから勝てると確信したって事だったんだなと自分も確信したぞ(笑)
  また副校長の息子が服役を終え家に帰ってきている 旦那はいないみたいだ 息子が仕事を探しに行く 行ってきますお母さんって
 喜ぶ副校長 しかしゴミ箱に血のついたTシャツ発見! 風呂場に飛び込み洗う副校長はちょっとおかしい 一体何があったんだろう?
  そして実際この学校は二人目の自殺者を出そうとしていた 学校にいじめがあるとチクッたと認識される 山田加寿子 = カス子 = ポー である
 兼良がマジ怒っていたらしい いじめも最終段階か? という事はあの怪文書と6話の壁の落書きの写真を送ったのはポーなのだろうか?
 ぼくはみにくい みにくい くろいにわとりだ 先生はもっとわからないよ あ そう 加地先生がよかったんだけどな これは明らかにポーのSOS
 以前はポーの作った小説を一生懸命理解しようとしてくれた加地 でも彼女のSOSも今や加地の耳には入る筈も無く
  ポーは裁判を傍聴し珠子に近づく 加地に拒絶されたポーは加地に襲われたとあの写真を珠子に見せる しかし珠子には鼻で笑われ・・
 再びポーが傍聴にきた いじめっ子達におしつけられた猫を連れていて 珠子にペットは持ち込み禁止と言われる 詩を貰う ありがとうポー様
 そのままポーはビルの屋上へ・・ 戸板の言っていたゴミ箱にノートの切れ端が捨ててあってそこに書いてあったんだけどカス子って
 それを思い出す珠子 電話をする珠子 間に合うか!? こうなると明日香にしろポーにしろ 最終係わってる大人って加地と珠子じゃないかと・・
 名台詞 : 珠子 「あの教科書は 私はいじめられているという明日香さんの切実なる告白だったのではありませんか」
 加地 「明日香さん本人が書いたものです」 「彼女が自殺したとは思えない 教室の窓から身を乗り出した事による事故だと思います」
 「いじめなんてある訳がありません もしあったとしたら僕が責任を取るつもりです その為にこの1年頑張ってきたんです」
 八幡 「嫌だ 僕は何をすればいいの?授業?受験の指導?生徒のしつけ?書類の提出?それとも生徒と心を通わせる事?出来る訳ないだろ
 そんな事が出来たら僕達教師は神様だ」 大城 「責任って何 生徒が死んだらどうやって責任とるの そんな責任誰にもとれないわ


 9話「大逆転の重要証人」 ポーのSOSをしっかりキャッチした珠子 一方裁判は加地にロッカーのIDを教えた教師が吉越だと想定し証言を依頼
 しかし裁判当日学校側からの圧力で吉越は欠席 諦めかけた珠子に戸板が真のジョーカー情報を持ってきた! *****
  おぉぉそう来たカァ 涙でぐじょぐじょになりながら見終わって思わずくちばしってしまった言葉・・ 副校長がいじめを隠す原因は息子ですね?
 新聞記事を指して 別に良いじゃん俺みたいに人刺しちゃうよりかさ と言った時 この息子はいじめられた方でいじめた人間を刺した?と思ってた
 でもラスト熊沢が証言している間 いや? ここまで副校長が必死でいじめを隠すのはいじめた人間側だったからじゃないかと思い当たる・・
 学校側がいじめの追及をしたが故に 息子は相手を刺したのではないだろうか?そんな風に思えて仕方なかった・・
  ポーは死んでなかった 珠子の電話で思い留まったらしい 私がいじめられてると思ったんだ 有り得ない 馬鹿にしてる
 いじめられる子はいじめられる事が恥ずかしい事だと思うから人に言えない なる程そういう論理もあるかと思った いじめる子は大人の前では
 大概皆 「良い子」 だから結局自分が悪いと言われるか それとも今迄よりもっと酷くいじめられるようになる事を知っているからだったけどなあ?
  そんなポーのいじめの現場に偶然熊沢が遭遇する どうした?髪の毛 自分で?そうかちゃんと掃除しとけよ 大概大人はこうだ気付かない・・
 いや この時熊沢は気付いていた筈だ これも通常の大人のとる態度だ暫く様子を見るってやつね いや 熊沢は気付いて見てみぬふりをしていたな
  ずっとポーを気に掛けていた珠子 ポーからの電話があきらかに様子が変!今から会おっか エッ!… 直ぐに行くから今どこにいる 13階
 あのね 私藍沢さんの次だったの 藍沢さんが死んじゃってからずっと私 ポーのSOSをしっかりキャッチしてくれた珠子にやっと告白する
 これは裁判に使える!珠子だって一瞬そう思ったに違いない・・ 悲しい現実でもありますな・・ でも学校には言わないで 学校は助けてくれない
 多分この言葉で思い留まったと思う 両親に話してあげて 明日から学校へ行くのはやめてと珠子 これでポーもかなり楽になったと思う・・
  さて世間では 「捨てた子供が自殺したと知るや いじめ自殺だと学校に金を要求する 悪徳弁護士」 珠子の事をこんな見方をする記事ばかり
 そんな八方塞で何も切り札が無くなってしまっている珠子のもとに 今やしっかり珠子の犬になってくれているちょっと頼り無い(笑)戸板が
 加地にロッカーのIDを教えた教師を学校側が探していると情報を持ってきてくれた珠子はコースターの店に通う吉越と想定し追加尋問を要求する
  しかし瀬里が黙っている訳がない 裁判当日吉越は欠席 瀬里側の証人熊沢だけで何事も無く裁判が終わろうとするその時
 戸板が法廷に1人飛び込んでくる!ジョーカーは吉越先生じゃなかった ジョーカーは熊沢先生だ! 珠子は熊沢に必死で尋問する
 今現在桐丘中学校にいじめはありますか どうしてあるものをあると言えないのでしょう どうして間違っている事を間違っていると言えないのでしょう
 大人がただ本当の事を話す事 それこそが子供達の本当の声を導き出す第一歩なのではありませんか 熊沢先生本当の事を話してください
  これはかなり強く熊沢の琴線を掻き鳴らす事になる!!実際熊沢はつい先日ポーのいじめに遭遇し見てみぬふりをした
 また娘が最近家に帰って来ない 原因は教師に胸を触られた娘が教師を殴った事件 父親熊沢は娘の退学を阻止するべくともかく謝り通した
 娘は父にもあの先生を殴って欲しかった 黒い物を黒と言えず白い物を白と言えない大人・・ 熊沢はポツリポツリと証言を始める
  ある日藍沢が靴をはかずに帰ろうとしていた 直ぐピンと来た でも何も言わなかった 代わりに藍沢の靴を探してやった
 給食室の裏のゴミ箱でみつけたその靴は 色んなもので酷くよごれていた ハンカチで拭いてやり下駄箱に返しておいてやった
 何故言えなかったのかというと 副校長が三澤に日誌を書き直させているのを見たから 副校長はその時藍沢の事は私が解決するから
 口を出すなときつく言っていた 自分がここで藍沢の事を進言したら三澤の二の舞になると思った 涙ながらの告白だった 最後に熊沢は
 当校にはいじめがございます 私は今日までそれを見過ごして参りました ここでお詫び申し上げます 珠子が副校長を睨みつける!
  吉越のように 本当に何も知らず生徒を見過ごしていたと認めるのが怖い教師と 熊沢のように知っていて言えずに後悔していた教師達
 さて加地はどうするんだ?それでも尚いじめは無かったと自分を守るのか? そして瀬里の反撃は?
 名台詞 : ポー 「いじめられるのって恥ずかしい事でしょ」 「エッ!… 13階」 「誰かに気付かれるのが怖かった誰にも気付かれないのも怖かった」
 「でも 学校は助けてくれない」 珠子 「涙が出るのは そこにまだ希望があるからなのよ」
 熊沢 「判って欲しくねえよぉ 黒い物を黒いと言えなくなる白い物を白いと言えなくなる それが大人だ それが俺だ」
 吉越 「私何も知らないんです私何も知らなかった生徒達の事何も知らなかった だから怖いんです この裁判でいじめがあったって証明されたら
 私は生徒達の事見捨ててきた事になる 怖いんです」 戸板 「ジョーカーは吉越先生じゃなかった ジョーカーは熊沢先生だ」
 


 10話「少年の立つ法廷」 兼良を法廷に立たせ無実を証言させるという母 しかし珠子はそれに反対する 法廷に立った兼良は嘘を証言する
 その矛盾に耐え切れず父の猥褻行為を告発する 一方ポーは転校する事になった 加地はこのままで良いのかと生徒達に訴える *****
  まずは兼良から 真実を何も知ろうとしない母によって兼良は法廷でいじめはしていないと証言する事になる 何故なら尊敬する父に
 弱い者いじめをしてはいけない 人に迷惑を掛けてはいけない 清く生きよ正しく生きよ 世間様に恥ずかしくないよう常に正直にありなさいと
 教わったからだと言うのだ 高校生の買春行為をしている父を知っている兼良なのだから 言ってみれはこれは全部逆の本当なのだ
 兼良の母も瀬里も副校長も加地も何かを必死で信じようとして真実に目を背けるが故に歪んで行くんだと思う 皆歪んでる・・
  元々珠子は兼良を法廷に出す事は反対だった 瀬里を責める珠子 いじめは1人で出来るものじゃない その場にいた全員が罪の意識のない
 傍観者という名の加害者だ 今頃皆安心している筈 責任は兼良陸1人がとれば良い自分達には関係ないって これは確かにだと思った
 そして父親の矛盾に耐え切れず自身で買春をリークした事もあって 今度は兼良がいじめのターゲットになる そんなもんなんだいじめってやつは
  兼良を心配する珠子は加地を使って兼良宅に乗り込む この期に及んでまだ現実から目を逸らそうとする母に珠子が咬ました言葉は鋭かった
 尊敬している父親の矛盾 見て見ぬふりする母親の矛盾 それでも尚証言台に立ち潔白を証明せよという両親の事をどう思ったと思ってんだ!
 たた隠す事が守る事ではありません ただ手を拭く事が守る事ではありません 彼と向き合い闘う事それが彼を守る事ではありませんか
 なる程と思いましたよ 納得させられる 返す言葉が無くなりますねえ まあ可愛げのある女としてはどうかとは思うけど流石弁護士だ
  そしてもっとなる程と思えたのが いじめた罰を受けたんだもう自分は終わりだという兼良に お終いじゃない投げ出す事は罰を受ける事じゃない
 あなたがした事は私もした事よ私達は同じ荷物を背負って彼女が生きる筈だった未来を歩き続けるのもし彼方にそれが出来るならそこに私もいる
 って言うんだこれは物凄く納得出来た 同じ荷物を背負ってそこに私もいてくれるから陸はもう大丈夫だろう・・
  そしてポー 両親は事実確認も話し合いも犯人探しも何もしない学校を見放した 引越しして転校をする事になった 遅い間に合わなかったんだ
 ポーに謝ろうとする加地にかぶせかける珠子 本当に自殺してたとこだったんだ珠子だけが気が付いてそれを助けたんだって皆判ってるのかなあ
 珠子はそこんとこ何も言わないから 関係者に1人1人廻って言ってやりたくて仕方なかった(笑) 見てみぬふりしてあんた達が殺そうとしたんだ
  加地は流石に堪えたらしい 熊沢の証言からかなり揺らいできてた こうなったらもう教師を続けて行く自信が無くなるってもんだ
 そこへ珠子に言われる あんたが教師をやめようがどうしようが知ったこっちゃない でも明日香は見てるわよ ちゃんと見てる
 何かやる事があるんじゃねえのかって事よ もう逃げる事も事実から目を逸らす事も出来ない 翌日HRで生徒達に訴え掛ける加地
  先生こないだ皆に嘘をついた このままで良いのかな 山田さんに手紙を書きませんか 書こうと思う人はこのまま教室に残ってください
 振り返ったら誰も居ないんじゃないかと思ってたけど10人位残った まあ確かに加地のあんな言葉でコロッと態度を表面上だけ変える生徒も
 それはそれで怖いってもんだ・・ その手紙を持って引っ越すポーを追いかける そしてポーに20年後再会した先生に言おうと思ってた
 あんたまだ先生続けてたんだ むいてないのによく頑張ったねって言おうと思って そしてポーは加地にあっち向いてというのだ
 おっ膝かっくんかと思った 加地よこれこそがあんたの理想としてた生徒との交流ってやつなんじゃないの? もう加地は闘おうって決めたと思う・・
  そして副校長の息子がとうとう動き出した 副校長はこの桐丘中学に来る2年前退職している 原因は当時在職していた市立中学に通う
 彼女の息子が死傷事件を起こした為 息子は事件の前日友人に 僕が処刑する悪いいじめっ子は僕が処刑する と言っていたそうだ・・
 そしてその息子が桐丘中学に頻繁に現れるようになった・・ って事はまたいじめっ子を処刑してあげようと思って来ているのだろうか?
 その息子に敏感に反応している朋美 以前彼女は証言したらその人達を死刑にして欲しいと言っていた お互い同じ臭いを感じたのだろうか?
  職員室も少しずつ変ってきている それに引き換え副校長はかたくなだ 主張は変えないでください 本校にいじめはありません
 残された生徒達を守る事です いじめを認めれば生徒達は傷つきます 学校は壊れます 何かを恐れている 彼女には彼女の正義があるんだろう・・
 名台詞 : 珠子 「私は生徒と戦うつもりはないの」「こちらからの尋問はありません」「彼1人をスケープゴートにするつもりはないわ」
 「ただ隠す事が守る事ではありません ただ手をふく事が守る事ではありません 彼と向き合い闘う事それが彼を守る事ではありませんか」
 「お終いじゃないわ 投げ出す事は罰を受ける事じゃないわ」 「陸君 もしもあなたにそれが出来るなら そこに私もいる
 「いつも思うわこれで良いのか私は私に厳しくあるか あんたも同じだと思う 明日香は見てる ちゃんと見てるわよ」


 11話「激震!!最後の証人」 副校長が証言台に立ち彼女は嘘をついていると証言する 珠子は兼良が河川敷に埋めたという副校長の手紙を探す
 一方副校長の息子が動き出した 兼良と職員室に現れた息子は・・ その頃朋美が法廷に現れ自分に証言させて欲しいと言い出す *****
  最終回を前にしてやっと全てが動き出した!そしてそれは本当に心太式に・・ 立証はなかなか難しいといわれるいじめ裁判
 珠子の投げた小さな石が少しずつ少しずつ波紋を広げて行き 今回は朋美まで届いた事になる でも・・ 届いたのは朋美だけじゃなかった
 別方向では副校長の息子にまでも届いてしまった訳で・・ さあ来週の最終回ではどのようにこのドラマ締めてくれるのだろうか?
  今話の波紋の1つまずは兼良から 河川敷に埋めた明日香の筆箱を形振り構わず必死で探す珠子を見て動く
 僕の事教室で話してください そうしたら何か変りませんか? それを言われた加地が動く HRで兼良と一緒にクラスで話し合いたい
 でも副校長はそれを却下する それを見ていた今迄渋っていた教師達が動く 副校長に反旗を翻し其々のクラスのHRでいじめを議題に話し合う
 加地のクラスでは兼良が告白するのを聞いた朋美が動く 法廷に現れ 私に証言させてください 駄目なんです今じゃないと駄目なんです
 そして法廷で語りだしたのが 私明日香が死んだ時その教室にいました に結びつく訳だ・・ この後は?朋美は何を言い出すのだろう?
  今話はここで終わってしまったのだが ふむ・・ もうあれこれ考えた エンディングロールが流れ終わってもいつもの深読み癖が暫く続く(笑)
 兼良が言っていた明日香へのいじめのキッカケは父親の買春の噂を明日香が流していると噂に聞いたからとの事だった
 初めは以前大城の前任校での不祥事をFAXで流してた生徒もいたから そんなの明日香への単なる濡れ衣だろうと思っていたのだけど
 1年生の時朋美がいじめられていた 2人は仲良しだった いじめで死人を出したら面白いんじゃない?そんないじめ話しになっていたとする
 ターゲットは誰でもよかった だから明日香が身代わりになった 噂を流して・・ 大丈夫自分なら死んでも誰も悲しむ人はいないからと・・??
 いやあ飛躍し過ぎか いじめを終わらせるには死ななきゃ終わらない だったら自分が朋美へのいじめを引き受けて死ぬってのが妥当かな??
  さて次の2つ目の波紋は副校長から 兼良が1年以上前に埋めたにも係わらず全く新品同様で出て来た(笑)副校長から明日香への手紙
 これを珠子は副校長に法廷ではなく直接ぶつける 証拠の話なんかしてません!あなたの事が大好きだった明日香は嘘をつきましたか?
 しかしだ・・ 生徒数2・30人の学校ならまだしも 何百人といそうな学校で 何故一生徒と副校長との交流があるんだろうか?
 自分なんて教頭とも校長とも話した事なんかないし先方だってこっちの事知らないと思うし だから全部副校長の嘘だと思っていたのだが
 どうやら本当に副校長は兼良にも明日香にも接触し解決しようとしていたらしい でも息子の事件の事もあって迷いが生じ間に合わなかった・・
 明日香を嘘吐きだと言った副校長をどうしても許せなかった珠子 副校長のような先生になりたいと言っていた明日香の金木犀の押し花を見て
 私の考えは変りません いじめを認めれば学校は壊れます しかしこれだけはいえます藍沢明日香さんは嘘をつくような子ではありませんでした
 副校長は認め動く あの明日香のノートを珠子に返すのだ それを知った教育長はいじめを認めた事になるじゃないかと激怒する
 それを見ていた瀬里は西多摩市の中で意見を統一して貰わないと困ると副校長をこの裁判からはずすと宣言する
  そして衝撃の3つ目の波紋は副校長の息子 副校長が証言台に立つ法廷を傍聴する息子 カネヨシリク いじめっ子の名前をメモする
 1度目14歳/2度目20歳 2つの事件には共通点があった どちらも被害者はいじめの加害者だった 2つの事件には共通点がもう1つある
 事件後2つの学校からいじめがなくなった 僕のおかげでいじめは解決したんだ 母ははじめいじめを公表して解決しようとした だけどそれは
 学校へのバッシングだけで終わって何の解決にもならなかったんだ そして母は気が付いたんだ 僕のやり方が正しいんだって
 忘れ物を撮りに来る朋美 教室で兼良のノートを破る息子 そんな悪い奴死刑になったほうがいいと思わない? 思いません 何で?
 そして息子が動く 机の上に猿の人形 包丁が刺されている 目を血走らせ学校へ走る副校長 職員室に現れる兼良と息子
 庇う加地が背中を刺された!手を出せない教師達・・ さてどうなるのか?もうこうなったら珠子の説得でないと無理だろうと推測する??
 名台詞 : 加地 「これが学校を守るって事なんでしょうか」「いじめの問題は誰か1人だけの問題ではありません僕たち1人1人の問題なんです」
 副校長 「学校という組織に従えない教師は失格です」 教師達 「私が皆に何より判って欲しいのは これは決して他人事ではないという事
 ここにいる全員の問題なの 全員が自分自身に問い掛けなきゃいけないんだ 君が私があなたが何をしたのか?何をしなかったのかという事
 珠子 「証拠の話なんかしてません! あなたの事が大好きだった明日香 教えてください明日香は嘘をつきましたか?」 副校長 「いいえ」


 最終話「感動のラスト!!希望の明日へ」 法廷では朋美の証言が続き事実が明らかになって行く 一方職員室では音也が兼良を人質に立て篭もる
 一年後裁判が結審 明日香の言葉を今の生徒達に問いかける教師達 そして心が壊れてしまった朋美と珠子は廃墟を訪れる *****
  職員室では副校長の息子が兼良を人質に立て篭もり 兼良を殺してこの学校のいじめを解決するこの世界の真実を証明すると息巻いている
 あんたら先生なら生徒の身代わりになって死ねるよねハイ手を挙げて 動けない教師達 何の罪も無い女の子を自殺させたこいつを
 この俺がその子達に成り代わって裁く!と今にも兼良を刺しそう 誰にも裁く事は出来ません 藍沢明日香はそんな事望んではいません
 加地が立ち上がったどさくさで母副校長が息子からナイフを奪い取り母自ら110番を叫ぶ 救急車!でこれはこれで終わり後に特に触れないのだ
 という事はこの息子の行動は何を言いたかったのか?教師達に問いかけてるって事なんすかね? お前等が何もしないのなら俺が裁く
 そうじゃないだろ?殺せば済むって訳じゃないだろ 教師は何もしなかったのか?何が出来たのか?それを問いかける素材だったって訳・・?
  そして法廷では朋美の証言が始まる 朋美と明日香は小学生から仲良しで 喜びも悲しみも分け合って行こうと約束していた2人だったが
 中学に入って朋美は兼良と付き合うようになる こればかりは2人で分け合う事は出来ない・・ 初めての秘密だった 次第に2人は離れて行った
 ある日朋美は兼良とのデート中に大人の買春を目撃してしまうそれを気持ち悪いと罵った朋美はその後買春の男性が兼良の父親だった事を知る
 そしていじめが始まった お前雑巾臭い しかし朋美にはピアノがあったのでそんなに堪えなかった ある日誰かの投げたモップのせいで指を骨折
 ピアノが弾けなくなってしまった事で絶望感を感じ自殺を図る それを止めたのが明日香だった そんな奇麗事言うなら私の替わりになってよ
 朋美の言葉に自分が死んでも誰も悲しむ人間はいないから大丈夫だと兼良父の買春の噂を自ら流しいじめの身代わりになった明日香
  明日香が死んだ当日 身代わりになった明日香に何もしてあげられなかった朋美に明日香は以前と変わらぬ笑顔をくれた
 やっぱりあの時死んでおくべきだったんだと雨の降る窓に腰掛て飛び降り再度自殺を図ろうとする またそれを止めたのが明日香だった・・
 死んじゃ駄目 例えどんな人間にだって死んだら悲しむ人が居る事が判ったから自分も自殺しようとしたけど思い留まったんだと話す明日香
 朋美は再度明日香の言葉で自殺を思い留まり窓から降りる 続いて明日かも窓から降りようとした瞬間 雨で足を滑らせ転落した・・
  結局明日香の死は事故で自殺ではなかったのだ・・ この際朋美の言葉を全部信じるならこれが本当の真実なんだろう 事故だったのだろう・・
 明日香は自分の意志で飛び降りたのではないようには思っていたが 自身の不注意の上での事故だったという結末に何か微妙を感じ・・
 結局 何も裁判にまでしなくても この朋美を調べて自白させればそれで良かっただけのような結末に・・ 何かモヤモヤ感が残り・・
 でもドラマ上 誰の(生徒の)せいでもなく でもいじめは確かにあった 大人達がそれに対して真摯に受け止め向き合わないといけませんぜと
 そういって締めないと閉まらないだろうというのも判った上で 結審の日の珠子と瀬里のやりとりを聞く・・
  私のした事は間違いだったんじゃないか 何が正しいのか何が悪いのか 勝ったら嬉しいのか負けたら悔しいのか 何も判らない
 明日香はこんな裁判望んでなかったのかもしれない この訴訟は勝敗に関らず意義のあるものだった君の戦いに恥じるところは何一つ無かった
 そんな物言いね ← この珠子の台詞の意味が正直あまりよく判んなかったんだけど(恥) 結局これが一番作者の言いたかった事なんだろう??
  学校では毎年HRで話し合いの場を設けるようになったそうだ たい焼きを持ってまだ半身不随の加地のいるあの中学を訪ねた珠子は
 加地にそのHRで話し合う議題を求められる 其れに応えた珠子は「世界は変えられますか?」を答える あの明日香の言葉だ
 翌日早速ほぼ当時の教師達が残るこの学校でこれを議題にして話し合われる・・ 生徒達は皆歯の浮くような言葉を返しながら・・
 まあ何もしないよりかは良いとは思うけど この子達には難しすぎる議題だと思った 上っ面だけでなくもっと本音で本気で話し合える日は
 いつか来るのだろうか? でも加地は言う この学校には確かにまだいじめはありますそれが現実だけどそう言える学校になって
 皆で話し合えるようになった事は珠子の起こした裁判があってこそなんだろうなとも思いながら見てた・・
  そして判決 主文 原告の請求を一部を除き棄却する・・ いじめだけは認め死亡についてはいじめが要因ではなかったから損害賠償は棄却
 珠子にとって確かにそれはそれで訴訟した意義はあったって事ですな・・ そしてその旨を明日香の墓前に報告に行く すれ違う副校長
 朋美がフリースクールに通っている事を話す副校長は今不登校児を扱うスクールでボランティアをやっているそうだ
  自分を責め続け心が壊れてしまった朋美に会いに行く あの廃墟へ行こうと誘う 2人は廃墟で 明日香より明日香へ という
 明日香が壁に書いたメッセージを見つける 自殺しようと思ったけどここに来て自分は一人ぼっちじゃないと気付いた
 8歳の時の自分が13歳の時の自分自身がいた その私自身が悲しむ ここで自分の人生を自分が止めたら昨日の明日の自分に悪い
 だから死ぬのは辞めようという内容と受け止めたんだけど? もしその意味で良ければこれって物凄く悲しい内容だねえ・・
 擬似化して相手は朋美と考えた方がまだ納得出来るんだけど・・ 何かしっくりこない最後だったように思うのだけれど・・
 名台詞 : 明日香 「朋美 三日月 キリギリス」 朋美 「水車 シャンデリア 明日香」
 朋美 「だったら替わってよ」   明日香 「朋美にも居るどんな人にも世界中のどんな人にも生まれた時から居る悲しんでくれる人が居る
 生き続ければいつか気付くきっと励ましてくれるだから死なないで 死んじゃ駄目だよ生きてなきゃ駄目だよ 帰ろ私達また一緒に帰ろう」
 朋美 「明日香が死んだのは私のせいです あの時一緒に私も死にました お願いします私を死刑にしてください」
 明日香 「私がここで止ったら明日の私が悲しむ昨日の私が悲しむ
 私が生きているのは今日だけじゃないんだ 昨日と今日と明日を生きているんだ だから明日香死んじゃ駄目だ生きなきゃ駄目だ」
 最後の台詞 : 今までのフラッシュバック 加地 「だからもう1度藍沢の笑顔を思い出したい 積木さんもそうなんじゃありませんか?」
















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